竹中三佳の株Catch one’s eye Part.79 キュレーションサービス

竹中三佳の株Catch one's eye


竹中三佳さん最近、何を調べるにもスマートフォン(スマホ)を利用するようになり、手軽で便利になった半面、ネックとなるのが膨大な情報量。例えば「ネイルを春仕様に変えたい」と「ネイル 春」と検索すると269万件もの情報がヒットします。その中から小さなスマホ画面上で必要な情報を探し出すのはかなり根気のいる作業。

そんな時、私が覗くのは、DeNA(2432)の運営する女の子のためのファッション情報サイト「MERY」。今話題のキュレーション(注:人手によりインターネット上にあふれる情報を収集、整理して個人に対して分かりやすく提示する)サービスの一つで、カテゴリーごとに情報がまとめられているので、サイトのトップ画面で「ネイル」を選択するだけで「2015年春夏の人気ネイルデザイン」や「ジェルネイルランキングTOP20」などのタイトル(テーマ)が示され、自分の欲しい情報を効率よく探し出すことができます。

イラスト:竹中三佳さんキュレーションサービスは、新興メディアとして注目され、昨年KDDI(9433)が「nanapi」を、DeNAが「iemo」「MERY」を買収、今年に入りエニグモ(3665・東マ)による「4meee!」買収と、大手の資金投下により盛り上がりを見せており、2012年度60億1,100万円だった市場規模は年平均成長率45.7%で推移し、17年度には395億3,000万円に拡大すると予測されています(矢野経済研究所調べ)。

インターネットの普及浸透によって、個人の趣味趣向までもがビッグデータとして蓄積・分析され、ウェブマーケティングの重要性が高まる中、どのサイトが消費者ニーズを的確にとらえた情報を提供し商機につなげるのか、キュレーションサービスの多方面の展開に注目しています。

【編集委員Zのコメント】
キュレーションサービスはさまざまな試みがなされ、まだ完全な勝ち組が見いだせない状況です。KDDIやDeNAなどの株価材料としてパンチ不足ですが、エニグモ規模ならば材料として期待が持てそうです。

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