第3章 テクニカル指標を組み合わせて使う 移動平均線とRSI

テクニカル テクニカル指標 活用と応用 連載


トレンド判断に移動平均線を使い、売買ポイントを決めるために、RSIを使う組み合わせです。RSIは、トレンド形成時は機能しないことがありますが、継続時や持ち合いトレンドで、威力を発揮する指標です。

前項で、紹介したボリンジャー・バンドとMACDの組み合わせは、トレンドの転換点での売買ポイントを見つけるための組み合わせでしたが、ここで紹介する移動平均線とRSIの組み合わせでは、トレンドが継続されている場合の押し目を見つけることが得意な組み合わせとなります。

基本 それぞれの特徴をつかむ

移動平均線は、1種類だけ使い、株価がその上にあるか、下にあるかで見ることもありますが、たいていの場合、2本の異なる期間の移動平均線を用いて、その方向やクロスなどから、トレンドを判断します。

RSIは、買い(売り)タイミングを計る、逆張りのテクニカル指標。強いトレンドの形成時には、指標がうまく機能しないこともありますが、トレンド継続中の場合には、ほぼ的確な売買ポイントを示してくれます。

このような両者の特性から、トレンドの初期段階で売買に乗り遅れてしまったものの、長期トレンドが継続しているとき、押し目を探すために使うのが効果的といえるでしょう。

活用と応用 実践的使い方

まずは、移動平均線でトレンドの方向を見極めます。短期移動平均線が、長期移動平均線を上抜き、上昇を続けていれば、上昇トレンドと判断し、逆に下抜き、下降していれば、下降トレンドと判断ができます。

トレンドが上昇トレンドにあり、継続しているようであれば、RSIを使って、その中から、実際の売買ポイントを探し出します。RSIは、トレンドによって、動くレンジも変わります。ここでは上昇トレンドなので、レンジは一般的な40-80%くらいと判断して、RSIが50%以下になったら、反転を意識して注目します。このレベルでRSIが反転すれば、そこを買いポイントとすることができます。

第2章でも紹介しましたが、RSIの場合、トレンド形成時には、機能しないこともあるので、そのような場合は使用を避けます。また、使用するときには適正なレンジがどこからどこまでなのかを判断するのが、一番の問題となります。これは、過去の指標から、適当な数値を探し出していくしかありません。

緩やかな上昇トレンド時の移動平均線とRSI

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