第2章 オシレーター系のテクニカル指標 ストキャスティクス

テクニカル テクニカル指標 活用と応用 連載


通常ファストとスローの2種類を使い、ダマシを減らします。2線のクロスを判断基準とするので、売買判断が明確な指標です。持ち合い相場に強く、FX取引では人気のある指標です。

使い方 基本編

RSIと同じように、「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」を判断するための指標です。ある期間の高値から安値までの範囲の中で、現在どの位置にいるかを見ます。

特徴は、%K、%Dと呼ばれる2本のラインを用いた「ファスト・ストキャスティクス」、%D、SDと呼ばれるラインを用いた「スロー・ストキャスティクス」の2種類あることです。それぞれ2本の線のクロス地点を、売買ポイントと判断します。

ファスト・ストキャスティクスは相場に敏感に反応して、すばやい対応ができる一方、ダマシも発生するので、スロー・ストキャスティクスと併用して、双方でサインが出た場合のみ売買を行うことで、その精度を上げることができます。

具体的な見方は、0%-100%のレンジ内において、通常20-30%以下が売られ過ぎ、70-80%以上が買われ過ぎ水準とみます。これらの水準において、2本のラインがクロスした地点が売買ポイントです。

「%K(%D)が%D(SD)を下から上抜いた地点を買い」「%K(%D)が%D(SD)を上から下抜いた地点を売り」とするのが一般的なやり方です。

使い方 活用と応用編

オシレーター系の指標に一般的に言えることですが、ストキャスティクスも例外にもれず、強いトレンドが形成されたときには、指標が上(下)に張り付いてしまい、機能できなくなってしまいます。このような場合、計算期間を変えることで、ある程度の解決はできますが、基本的にはストキャスティクスは、持ち合い相場で効果的に機能する指標です。

また、長期間の相場を探る指標はオシレーター系よりトレンド追随型が得意とするところですので、持ち合い相場で短期売買に使用するというのが、ベターな使い方と言えるでしょう。

ストキャスティクスは、大きなトレンドに乗って、長期売買を行うより、相場の細かな波に敏感に反応して、短期売買を行う投資家に向いているテクニカル指標ということができます。

持ち合い相場で効果的に機能するストキャスティクス

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