「バークシャー・ハザウェイ年次株主総会」出席レポート ウォーレン・バフェット氏登場

今注目の米国株! 連載


今回は、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイによる年次株主総会に出席したので、2週にわたりその模様をお伝えしたいと思う。

このイベントは、富裕者層を中心とした同社株主だけでなく、いわゆるバリュー投資家が一同に集まりさまざまな投資イベントを行う場でもあり、世界中の著名な投資家にお目にかかれる絶好の機会でもある。

バフェット氏と長年のパートナーであるチャーリー・マンガー氏の年齢がそれぞれ82歳、89歳となる中で、この年次総会への出席者は年々増加しており、今年は3万人を越えたという。実際の会議が開始されるのは午前9時からだが、会場は午前7時にオープンし、両氏をなるべく近くで見ようと、前列席の奪い合いが行われるのである。とはいえ、さすがは株価(A株)が16万㌦を超える株に投資する富豪達であり、見苦しい席の取り合いなどはなく、お互い譲り合いの見られる会場であった。

私も午前6時すぎに会場入りしたが、比較的前列の席を難なく確保できた。会議開始直前には、現地ネブラスカ州立大学のチアリーダーや、同氏が保有する会社のマスコットなどが会場に現れ、バークシャー社と関連企業名などを歌詞に文字った“YMCA”が流れるなど、かなりのノリであった。

また、両氏の登場時には壇上にスポット・ライトが当てられ、こちらはまるで芸能人扱い。会議自体は、最初に2012年業績結果レビューがバフェット氏から簡単に行われ、その後約5時間に渡りQ&Aが行われる。質問形式は、投資関係者3名からの質問に加え、全国から集められた質問と、会場参加者からの質問が順番に投げ掛けられていく。

今回の注目点の1つは、同社株に空売りを仕掛けているヘッジファンド・マネージャーのダグ・キャス氏がパネリストとして迎えられていたことであろう。過去にも証券アナリストだけがパネリストとして迎えられていたが、同社のネガティブな点にあまり焦点を当てない質問ばかりが聞かれたという声が存在していたことに対するバフェット氏の対応であると思われる。

とはいえ、今回キャス氏を招くことに対し同氏は、“質問を受けて、翌日の同社株価が10%下落するかどうか見てみよう”とコメントするなど、その自信はすごいと思う。このパネリストのもう1人について言うと、野村証券のアナリストであるクリフ・ギャラント氏が加わっていたことは日本人として喜ばしいこと。

次回は投資に関わった主な質問内容と、それに対するバフェット氏による回答をご紹介したいと思う。

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