第2章 オシレーター系のテクニカル指標 RSI

テクニカル テクニカル指標 活用と応用 連載


RSIは、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断します。これまでの価格の動きとは逆となる転換点を読む「逆張り」が得意な指標です。オシレーター系の中でも代表的な指標のひとつです。

使い方 基本編

RSIは、n日間の値動き幅(上昇幅+下降幅)の平均に対して、n日間の上昇幅の平均がどれくらいの割合かを示すテクニカル指標です。

一般的には、RSIが、20%~30%まで下がると「売られ過ぎ」、70%~80%まで上がると「買われ過ぎ」と判断します。もっともポピュラーな算出期間は14日間です。

ただ、RSIの弱点として、大きな上昇トレンドの初期局面では、急激に上昇して80%以上に長く滞留したままになったり、まったく逆の局面では、20%以下に滞留する、といった現象が起こります。

なるべくそうならないよう、RSI分析では、他の指標も加えた多面的な分析で「ダマシ」のサインをいかに見極めるかが重要となります。RSIが反転を示す値域に入ってきたからといって、単純に買いを入れずに、以前の反転地点と比較して、指標と価格は十分に下がりきったかを判断し、その上で、RSIが反発してきたところに乗るという手堅い手法や、RSIと平行して、ローソク足や別の指標の反発サインも加味することによって、判断確度を高めることができます。

使い方 活用と応用編

また、上で述べた「売られ過ぎ」、「買われ過ぎ」のパーセンテージが出るよりも、短い期間で売買する場合には、それぞれのトレンドが発生しているときに動くレンジの幅を意識して売買を行います。値は次ページを参照してください。

しかし、対象によって、この値も変化するので、個別に適切な値を探し出す必要があります。

RSIでは、相場が高値圏、安値圏に入ると出現する「逆行現象」にも注目です。手仕舞いや天・底を想定した新規売買が流入してきたことによる値幅拡大が引き起こす現象で、その後の値動きのトレンドと勢いに大変化が現れ、大相場を予期させるシグナルとなることもあります。

オシレーター系指標全般に言えることですが、MACDとは逆に、強いトレンド初期段階にはダマシが出やすく、トレンド持続期や持ち合い相場で威力を発揮するテクニカル指標です。

RSIの各トレンドでのレンジ幅と逆行現象

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