第1章 トレンド追従型のテクニカル指標 一目均衡表

テクニカル テクニカル指標 活用と応用 連載


一目山人氏(ペンネーム)によって、考案された日本発のテクニカル指標。時間的概念に重きをおいたテクニカル指標で、さまざまな使い方ができます。雲(支持帯・抵抗帯とも呼ばれる)の使い方がよく知られています。

使い方 基本編

一目均衡表は、一目山人氏(本名:細田悟一氏)が独自の研究によって、導き出した基本数値(9、17、26…)を元にして考案したテクニカル指標です。この値は、基準線や転換線などの計算式の中で使われています。その有効性は日本だけでなく、世界中の投資家が使用していることからもわかります。

この指標において、転換線と基準線は、それぞれ短期と長期の移動平均線的な役割を果たしており、転換線が基準線の上にあるときは、買い局面、下にあるときは売り局面ということができます。一目均衡表の中では参考程度に使われます。

もうひとつ、一目均衡表でもっともよく使われるのが、2本の先行スパンが形成する雲の存在です。先行スパン間に形成されるスペースが雲と呼ばれています。

株価が雲の上にある場合、上昇トレンドと判断します。雲は支持帯とも呼ばれ、雲が厚いときは、支持も強く、薄いときは弱いとされます。

株価が雲の下にある場合、下降トレンドと判断します。雲は抵抗帯とも呼ばれ、雲が厚いときは、抵抗が強く、薄い場合には弱いとされます。

使い方 活用と応用編

雲がねじれて、クロスするところは、「変化日」と呼ばれますが、これは相場の転換の目安になるともいわれています。変化日近辺を、株価が通過する場合は、トレンド転換が起こりやすいといわれています。

また株価が、雲の中にあるときは、トレンドを探っている最中とされ、雲が厚い場合は、その中で持ち合いが続くこともよくあります。

その状態から、株価が雲を抜け出したときには、強い基調でトレンドが形成されることが多いようです。

最後に遅行スパンについて。これは当日の終値を26日遅行させただけの単純なものですが、相場の行方を見る上では、雲と同様、重要な指標となります。

遅行スパンが、26日前の株価をクロスした場合は、トレンド転換となることが多いようです。逆に思うように抜けず、再び元のトレンドに戻ってしまうときには、その方向への強いトレンドとなることがよくあります。

一目均衡表の売買ポイント

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