第1章 トレンド追従型のテクニカル指標 MACD

テクニカル テクニカル指標 活用と応用 連載


MACDは、オシレーター系指標ですが、移動平均の数値を利用するため、トレンドの方向性を探ることに長けており、判断基準も明確です。ここではトレンド追随型の指標として紹介します。

使い方 基本編

MACDは期間の違う指数平滑移動平均の乖離率によって求められ、補助線としてシグナル(MACDの移動平均線)を使います。標準的なMACDの計算期間として、12日と26日、シグナルには9日間がよく使われます。

判断・分析の仕方はいたって明快です。

MACDが0以上にあるときは上昇トレンド、0以下にあるときは下降トレンドと判断します。売買のタイミングもMACDがシグナルをゴールデンクロスしたら買い。その反対に、デッドクロスしたら売り、といった具合です。

買いのポイントとして信頼が高いのは、十分に底値圏に下がった位置でゴールデンクロスが発生することです。クロスが発生したあと、両線が順調に上昇していけば、実際のチャートも上昇しているはずです。売りの場合はまったく逆で、十分な高値圏でデッドクロスしたときがポイントとなります。

また、より確実に判断するために、クロスの後に、両線が0地点を上回る(下回る)まで待ち、判断することで、よりその確度を増すことが可能となります。

使い方 活用と応用編

MACDはその特性上、トレンドを形成する初期段階に威力を発揮するテクニカル指標ということができます。

MACD自体のトレンドは、株価のトレンドに先行して、変化が起こるので、相場とは、逆の動きをしているときは、一般的にトレンドの転換点が来ていることを示しています。

売買の一例ですが、買いポイントを示すゴールデンクロスが起こった後、0地点を上抜いて上昇すれば、問題はありません。しかし思うように上昇しない場合、当然、警戒し、株価が買値を下回るようであれば、手仕舞うことも必要になります。

また、この際、株価の下げほどに両線が下がらず、再び上昇に転じてゼロを上回るようなら、逆に株価は本格的なリバウンドになることも多くあります。

その場合は、リバウンド地点が絶好の買いポイントとなることもあります。

トレンド形成時のMACDの動き

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