第1章 トレンド追従型のテクニカル指標 ボリンジャー・バンド

テクニカル テクニカル指標 活用と応用 連載


ボリンジャー・バンドは、通常逆張り指標として機能しますが、バンドをつきぬけた場合は、その地点をトレンド転換として、順張り指標とする考え方もあります。

使い方 基本編

ボリンジャー・バンドは、標準偏差を利用して、“売られ過ぎ”や“買われ過ぎ”を示唆するテクニカル指標です。

標準偏差(σ:シグマ)とは、正規分布という概念のなかで、平均値±1σの範囲内には全てのデータの約68%が、そして平均値±2σになると、全てのデータの約95%が含まれるとされています。

ボリンジャー・バンドは、この考え方を利用して、チャートの上下にその水準をプロット(描画)したもので、ちょうどローソク足を囲むバンドのように見えます。株価のボラティリティ(変動幅)が高ければ、バンドの幅は広くなり、ボラティリティが低ければバンドの幅は狭くなるのが特徴です。

上の考え方から行くと、株価が+2σに到達したら、売りポイント、-2σに到達したら買いポイントということになります。通常は、この考え方を基本として、逆張り指標として活用します。

使い方 活用と応用編

ボリンジャー・バンドは、株価が強いトレンドを示して動き始めると、バンドを着き突き抜けて上昇(下降)することもあります。このような強いトレンドが発生した場合には、+σ~+2σ(-σ~-2σ)間の狭いバンド間を通るようになります。

仮に通常の逆張り指標として、+2σ地点から少し株価が下降したので、売り建てしたとします。

しかし、+σを支持線としてすぐに反転上昇するようであれば、注意が必要です。思うように株価が下がらないようであれば、すぐさま手仕舞いをするほうが安全でしょう。

強いトレンドと判断したら、+σ近辺を押し目のチャンスとして、買いに転じてみるのもひとつの手です。

その場合の確認指標としては、移動平均線やMACDなどでトレンドの方向を確認しましょう。両者ともゴールデンクロス直後など、トレンド転換点となっていることが多いようです。

言葉を変えると、±2σを抜けたら、それまでのボラティリティが変化したということなので、新しいトレンドの発生地点ということもできるでしょう。

ボリンジャー・バンド

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