テクニカル指標入門 第3章 出来高関連のテクニカル指標 価格帯出来高

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出来高は人気のバロメーターとして意識される指標です。普通は、株価チャートの下に期間ごとに表されますが、ここでは、チャートの横に価格ごとに出来高を表示します。

価格帯出来高とは、一定の価格幅ごとに、その価格内における出来高(売買高ともいう)を表したものです。当然、出来高が大きければ、買われた株数が多いことを示しており、逆に出来高が小さければ、その価格帯で買われた株数は少ないということになります。それを株価と組み合わせ、株価がどのように動いてきたか、また今後どのように動くかを調べます。

出来高の多い価格帯は、上昇局面においては上値を抑える抵抗帯となり、下落局面では下値を抑える支持帯になります。

例えば低迷していた株価が、出来高が膨らんでいる価格帯まで上昇してきた場合は要注意です。そこには以前その価格帯で株を買ってしまい、含み損を抱えている投資家が、その損を解消するため「戻り売り」をしようと待ち構えているゾーンだからです(もちろん既に損切りしている可能性もあります)。株価がそこを突破するためには、投資家の戻り売りをこなしていかなければなりません。つまり、含み損を抱える投資家によって売られる株数よりも、株価がこのまま上がり続けると見込んで買われる株数の方が多くなければいけないのです。

好材料が出ているときなどは、戻り売りをこなしてもなお買いエネルギーが強く、抵抗帯を突破することができます。そして抵抗帯より上の価格帯の出来高が比較的少なければ、買っている人が少ないわけですから必然的に売り圧力も小さいということになり、株価も動きやすくなる(急騰を演じやすくなる)ことになります。

逆に出来高が膨らんでいるところまで株価が下がっていった場合は、そこが下値めどとなることが多いので、あわせて覚えておきましょう。

価格帯出来高 特徴

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