竹中三佳の株Catch one’s eye Part.74 恵方巻

竹中三佳の株Catch one's eye 連載


竹中三佳さん

10歳まで大阪で育ったこともあり、節分の夜に恵方に向かって願い事をしながら無言で太巻きを丸かじりする「丸かぶり(恵方巻)」は幼少期より竹中家恒例のイベントでした。当然全国で行われているものだと思っていたので、上京した2002年、関東では全く認知されていなかったことに驚いたのを覚えています。

ところがその数年後、コンビニエンスストアがけん引する形で「恵方巻」が普及していき、今ではお正月が過ぎたと同時にどのコンビニ、スーパーでも「恵方巻」のポップが大きく掲げられ、さまざまな恵方巻関連の商品を目にするのが当たり前となりました。

今年も、オーソドックスな「恵方巻」はもちろん、スリーエフ(7544・2部)からはまさかの飲む恵方巻「恵方巻サイダー」、東武百貨店(東武鉄道・9001)からは1万円を超える高級恵方巻「松阪牛ステーキと黒毛和牛ローストビーフの恵方巻」、前年比120%超の売り上げを見込むイオン(8267)からは子供たちを虜にしている妖怪ウォッチとのコラボレーション恵方巻「ジバニャンの恵方巻」など、各社工夫を凝らしたラインアップでしのぎを削っています。

イラスト:竹中三佳さん2015年恵方巻の認知度は97.4%まで上昇(ぐるなび調べ)。1998年、「恵方巻」を全国展開し、ブームの火付け役となったセブンイレブン(セブン&アイ・3382)は、当時35万本(1億3,000万円)だった売り上げを2013年には590万本(約20億円)にまで押し上げるなど、年々市場を拡大し競争を激化させている恵方巻商戦。今年の恵方は西南西だそうですが、果たしてどの販売戦略が福を巻き込むのか、注目しています。

【編集委員Zのコメント】
恵方巻自体は株価材料とはなりませんが、セブン&アイの商品販売戦略はやはり、秀でたものがあります。2014年の年間で見てセブン&アイは目立ったパフォーマンスを示しませんでした。裏を返せば相場的には休養十分ともいえます。

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