会社四季報投資戦略 その4 条件満たす銘柄の抽出例は… フジ住、クレスト、OSGコーポなど

JACK流「勝利の方程式」 連載


焦らず、急がず、1円でも安く

いよいよ、前回までに銘柄の抽出が終了したら、後は発注のみという展開になると思いますが、やはり誰もが安値で購入したいわけですから、チャートから動意付いていない銘柄、もしくは最近下がっている銘柄を購入するという形になります。

なお、私自身は、おおむね5-10銘柄を購入して、1銘柄の予算は50万円以内としておりますが、このあたりはおのおのの運用資金によって異なることになります。

後は、売却タイミングですが、おおむね1銘柄で10%のパフォーマンスを目指し、保有期間は、たとえ結果が出なくても、次回の四季報発売の前月末までには売却するということになります。

それでは、ここまでの掲載内容を踏まえ、私が実際に行っている作業をあらためてまとめてみましたので、参考にしていただければ幸いです。

まずは、「会社四季報」を年間購読し、発売日の前日に届き次第、全銘柄をチェックします。

抽出条件は次の通りになります。

・経常利益の伸び率が20%以上
・営業利益予想の記号が増額か大幅増額
・PERの数値の確認
・有利子負債の金額の確認

ここでもまだ銘柄が多い場合は、購入銘柄の優先順位のチェックとして、「自分の欲しい株主優待と配当の有無」「時価総額と出来高の確認」をします。そして「記事欄の熟読」をします。逆に少ない場合は、条件を少し緩和してみます。

このあたりは具体的な銘柄を列挙した方が分かりやすいと思います。今回は、いいタイミングで四季報が到着しましたので、上記の条件すべてを網羅しているわけではありませんが、私自身が抽出した銘柄をいくつかご紹介したいと思います。

まずは、フジ住宅(8860)です。こちらは、有利子負債が多額なところに難はありますが、配当利回りが3・85%で、経常利益も20%弱の伸び、かつ前号比増額になっております。さらには来年3月に株主優待もあることから、株価上昇が期待されます。

次にクエスト(2332・JQ)になります。こちらは配当利回り3.32%で有利子負債0円、経常利益も20%の伸び率。さらには記事欄から創立50周年記念配も期待されていることから、注目しております。

ほかにも、OSGコーポレーション(6757・JQ)においては、記事欄の「来期の設立45周年に向け販売強化し下期挽回(ばんかい)」というような記載や、サーラ住宅(1405・2部)の配当利回りやPERの数値の低さには注目しているところです。

さらには、名証単独上場で、日々の出来高がほとんどないのが欠点ですが、連続増配しており、会社比で強気予想の東海エレクトロニクス(8071・名証2部)あたりも、個人的には購入を検討したい銘柄でもあります。

いずれにしろ、このように、本当にいくつもの銘柄が四季報には掲載されておりますので、是非、皆様も自分の基準でいくつかピックアップしていただければと思います。

なお、銘柄を選択した後の購入する段階においては、決して焦らず、1円でも低い株価で購入することがリスクの軽減になりますので、そのあたりはあらためて心掛けていただければと思います。

以上で会社四季報投資戦略は終了となります。

また来年もさまざまな投資手法や投資実績を紹介していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

JACK(ジャック)とは…
個人投資家。バーテンダー、予備校講師、公務員、サラリーマンと多彩な職歴を歩む傍ら、IPO(新規公開株)で一気に長年の含み損を一掃し、1億円超の資産を築く。現在は、株式投資の大勝負やバブルのタイミングを待ちつつも、不動産投資やFXに開眼。寝る時間を惜しんで必殺技を模索中。株式・不動産を含むあらゆる投資領域において、今後どのような投資法を発掘するかが非常に注目されている投資家である。2012年3月30日、4冊目の投資書籍「サラリーマンの月収をらくらく20万増やす方法」(ごま書房新社・税込1,575円)発刊。
JACKのHP株式のブログ不動産とFXのブログを運営。
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