本間宗究 相場の醍醐味 ミラクルムーン

本間裕 相場の醍醐味 連載


お陰様で、11月5日に、「還暦」の歳を迎えることができたが、驚いたことは、この日が、「ミラクルムーン(奇跡の月)」と呼ばれる日だったことである。具体的には、「閏(うるう)月」の関係で「171年ぶりに、2度目の十三夜が見られた日」だったそうだが、この時に気付かされたことは、「暦のゆがみ」だった。

具体的には、以前から悩まされていた「60年サイクル」と「400年サイクル」の「ズレ」であり、また、「インフレの30年サイクル」についても、「1860年代の南北戦争」により「約10年のゆがみ」が発生していた事実である。そのために、「時間のサイクル」において、まだ、私が理解できていない点があるものと考えていたが、今回の「閏月」、あるいは、「閏年」の考えを応用することにより、何らかの答えが導き出せるようにも感じた次第である。

具体的には、「60年サイクル×6=360年」であり、また、「60年サイクル×7=420年」という計算となり、このことは、「マヤ歴の400年サイクル」や「文明法則史学の800年サイクル」から、「20年から40年のズレ」が生じるのである。つまり、「暦のサイクル」には、必ず、「閏月」や「閏年」という「時間のズレを調整する期間が存在する」と仮定すると、全ての問題は片付くのだが、より細かい計算については、今後、さらなる検証が必要だと感じている。

また、この点が、「暦」や「時間のサイクル」が理解されにくい「原因の1つ」とも言えるようだが、このことを考慮しても、私の人生においては、「時間のサイクル論」に、たいへん助けられたと感じている。具体的には、「2000年のITバブル崩壊」や、あるいは、「07年7月の金融混乱の発生」などを的確に予想することができ、危機を避けることができたからだが、残念ながら、現在の経済理論では、この点が、全く無視されているのである。

つまり、「ランダムウォーク理論」という「サイクル論は存在しない」という考えが主流となっており、その結果として、「世界全体に、どれだけのマネーが存在するのか?」、そして、「債券市場」や「株式市場」などの間で、「どのような資金の流れが起きているのか?」が、ほとんど無視されている。別の言葉では、「狭い市場の中だけで議論されており、全体像が見えない状況」のことだが、間もなく、大事件が起き、この点に対する大きな反省が起きるものと考えている。

いよいよ、貴金属の本格的な価格上昇が始まりそうな状況になってきたが、この時には、純銀上場信託(1542)が、最も魅力的だと考えている。

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