竹中三佳の株Catch one’s eye Part.66 シニア向け化粧品

竹中三佳の株Catch one's eye 連載


竹中三佳さん資生堂(4911)は「マーケディング改革第4弾」として、25年ぶりとなる50代以上をターゲットとしたシニア女性向け新総合ブランド「プリオール(PRIOR)」の誕生記念発表会を開催しました。企画から販売まで一気通貫型のマーケティングを展開し「大人の七難 すんなり解決 プリオール」をコンセプトに、来年1月、全33品目65品種を一斉発売するそうです。

かつてエイジングケアに特化した、いわゆるシニア向けの化粧品というと、限られた専門メーカーから出ている印象でしたが、最近では、花王(4452)コーセー(4922)などの大手各社から販売され、CMなどの広告を目にする機会も増えました。

「40代女子は定番色で大逆転!」「守りに入らず、武装してもいない50代が一番ステキ」などの見出しが踊る40代50代向けのファッション誌が書店に並ぶなど、ここ数年での「シニア」という言葉へのイメージがだいぶ変わってきたように感じます。

イラスト:竹中三佳さん実際、私の周りの先輩方も、美意識の高い奇麗で若々しい方が多く、先日もこの冬発売される新しいスキンケア用品をしっかり教えていただいたばかり。

国内化粧品市場が縮小する中、50歳以上の化粧品市場は2013年度で約1兆6,500億円に上り(資生堂調べ)、19年には50歳以上の女性が全女性の5割を超える見通しとされています〈統計局人口統計、および、日本の将来推計人口(出生中位・死亡中位)2014年度版〉。どのメーカーが高い美意識と購買力を併せ持つ現代のシニア女性のハートをとらえ、新しい市場を創出、けん引していくのか注目しています。

【編集委員Zのコメント】
資生堂の株価は7月高値2,068円に対して時価は1,700円台と相場的には出遅れています。今3月期営業利益を前期比49%減益に下方修正したことが影響しています。大幅減益は株価に織り込みつつありますが、上値は限られたものになりそうです。

戻る