会社四季報投資戦略 その1 収益激増銘柄発掘の手段一番後ろのページから熟読

JACK流「勝利の方程式」 連載


予想に絶対はなく、分散投資で

今回から、先月発売になりました「会社四季報」を使った私なりの投資戦略を紹介していきたいと思います。

読者の方々には「いまさら感」があると思いますが、昨年あたりから株式投資を開始した方、あるいは不動産投資家やFX投資家の方々からは、「会社四季報とは何ですか?」とよく聞かれます。「会社四季報」は、東洋経済新報社が年4回(3月、6月、9月、12月)刊行しているもので、80年近く上場企業を定点観測してきたものです。

一言で言えば、上場全会社の業績予想が掲載されているものであり、その内容は、徹底した取材のもと、企業や証券会社側に偏らない予想です。

つまり、その予想結果をとらえて、株式投資を行うものですから、利用方法はシンプルであり、それほど難しいものではありません。

例えば、四季報の業績予想で、今期や来期の売上高や経常利益が2倍、3倍になっていれば、理論的には株価も、それなりに上昇してもおかしくないと考えられます。もしもまだ、さほど上昇していなかったり、あるいは下落しているようなら、四季報を読んだタイミングで購入してもいいはずです。予想通りの業績を達成できれば、その後は株価が上昇する可能性がかなり高くなり、それなりの恩恵を受けられることになります。ただそれだけのことです。

もちろん、予想ですから、絶対ということではありませんので、1銘柄で多額の資金を投下することは避けた方が賢明でしょう。

また、4回の発売号においても、12月に発売される新春号は四季報独自の増額予想や減額予想が多く、年間で最もサプライズ銘柄が多い号と言えます。また、3月に発売される春号では、来期の動向に一気に関心が移ります。おのおのの発売月によって特色があるものです。

ちなみに、私自身は紙ベースの冊子を定期購読しておりますが、CD│ROMでも発売していますし、クリック証券やSBI証券といったネット証券でしたら、口座さえ開設していれば無料で見ることができます。

ただ、私自身は、持ち運びができて、見やすさや使い勝手に優れた紙ベースの冊子を使っています。そして、読むときには、投資仲間から聞いたように、一番後ろから熟読しております。

その理由は至って簡単です。会社四季報には、コード番号順に銘柄が掲載されており、最初の業種が水産・農林業、次いで建設業であることから、ほとんどの銘柄において、前述した売上高や経常利益が2倍、3倍になるような例はほぼ皆無だからです。ページをめくっていってもやりがいというか、発掘しがいがなくなってしまうというもので、思わず納得してしまいました。

もちろん、1㌻ずつ見ていきますので、大ざっぱにまず3時間、再度の読み込みに3時間、あとは時間さえあれば、その発売月の間はちょこちょこ見ております。延べ10時間ぐらいは読んでいると思いますから、年間8,000円(1冊2,000円)の読み物としても十分に費用対効果が高く、時間的に元が取れていると思っております。

それでも、その費用が気になる方は、証券会社に行って無料でもらう手もありますし、また大和証券グループ本社の株主なら、株主優待の1つとして選択することも可能です。以前に紹介した“優待タダ取り”の手法を活用すれば費用はほとんど掛かりませんが、さすがに一般書店の発売と同日に入手できる可能性は低いので、個人的にはお薦めしません。

そもそも、四季報が発売される以前から、四季報オンラインでの先行情報発信があり、会社四季報先取りといった雑誌も発売されています。本来の四季報発売日から、さらに1―2週間を経過してしまうと、さすがに情報の鮮度が落ち、投資妙味も下がると考えるところです。

そのような中、とにかく1銘柄ずつの地道な作業になりますが、株価の上昇が期待される銘柄に付箋を付けていきます。予想時の株価や、その後の下値で買って、後は値上がりを待つというスタンスが私の四季報活用法の王道です。

次回からは、実際に私がどのような銘柄に妙味を感じて、写真のような付箋を付けていくのかを解説していきたいと思っております。

JACK(ジャック)とは…
個人投資家。バーテンダー、予備校講師、公務員、サラリーマンと多彩な職歴を歩む傍ら、IPO(新規公開株)で一気に長年の含み損を一掃し、1億円超の資産を築く。現在は、株式投資の大勝負やバブルのタイミングを待ちつつも、不動産投資やFXに開眼。寝る時間を惜しんで必殺技を模索中。株式・不動産を含むあらゆる投資領域において、今後どのような投資法を発掘するかが非常に注目されている投資家である。2012年3月30日、4冊目の投資書籍「サラリーマンの月収をらくらく20万増やす方法」(ごま書房新社・税込1,575円)発刊。
JACKのHP株式のブログ不動産とFXのブログを運営。
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