竹中三佳の株Catch one’s eye Part.59 吉呑み

竹中三佳の株Catch one's eye 連載


竹中三佳さん皆さんは「吉呑み(よしのみ)」をご存じでしょうか。牛丼の吉野家(9861)が始めた「ちょい飲み」できるお店、それが「吉呑み」です。都心部を中心に展開していると聞き興味津々のところへ「先日行って来た」というお酒好きの女友達。早速話を聞きました。

「吉野家」にさりげなく「赤ちょうちん」が出ていたら「吉呑み」がある目印。彼女が行った「JR神田駅店」は「吉呑み1号店」で、いつもの「吉野屋」の2階に夕方からオープン。店内には複数のテレビがあり「おひとりさま」でも退屈しない工夫や、禁煙にして喫煙ルームを置くなどの気遣いがあり、家族連れの方もいたそうで2時間もすると店内はほぼ満席に。「吉野家」ではおなじみの「牛皿」などオリジナルメニューはもちろん、まぐろのお刺身や子持ちシシャモなどグループ企業の協力を得た居酒屋メニューもあり、どれも200-300円前後。女子2人でお酒を3杯ずつ飲み、お腹いっぱい食べて1人2,000円程度だったそうで、これならお財布の中身を気にせずサクッと立ち寄れ、仕事帰りに後輩を誘っても安心、と再訪を誓ったそうです。

イラスト:竹中三佳さん「吉呑み」1号店のオープンは昨年7月。データを取るために宣伝を一切せず、静かに運営されていたとか。それでも併設後1年で夜間の売り上げが約4割増。赤字から黒字に転換させた「吉呑み」の収益性を確信し、現在の10店舗展開に至ったそうです。来年度までに30店、その後最大400店まで増やす方針と発表された吉野家の新業態。遊休スペースを利用した「ちょい飲み市場」戦略でどこまで業績を伸ばせるのか、楽しみに注目しています。

【編集委員Zのコメント】
かつてハイデイ日高(7611)などラーメン店チェーンが夜の居酒屋的メニューを拡充し、既存店売り上げを増加させたことが思い起こされます。どの程度広がるかは分かりませんが、月次データでいい数字が出れば株価インパクトもあるでしょう。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。J-WAVE「PARADISO」(毎週金曜日)の「HOT in TREND」コーナーリポーターとして出演中
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