竹中三佳の株Catch one’s eye Part.58 ハリポタ特需

竹中三佳の株Catch one's eye 連載


竹中三佳さん7月15日のオープン前からずっと気になっていた「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」。先週末大阪へ飛び、待望の「魔法界」を体験して来ました。

夏休みが終わったハロウィン前のこの時期はどちらかといえばテーマパークの閑散期。そこまでの混雑はないだろうとの淡い期待は「伊丹空港-USJ行き」バス停の長蛇の列を前にはかなくも散りました。

なるほど「ハリー・ポッター」の世界観が圧倒的なスケールで忠実に再現されており、原作本から大ファンの私は、時に歓声を超えた奇声を発しながら物語の世界を存分に満喫。ハリーと空を飛ぶ魔法冒険アトラクション「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」は180分、グッズ売り場はお店に入るだけで30分待ちでしたが、それでも再訪の価値を確信しました。

竹中三佳さんUSJ史上最高額450億円が投じられた新エリアは、広さは東京ドームグラウンド3個分、10年間の経済効果は5.6兆円と試算されすべてがケタ外れ。8月は16日間雨天だったにもかかわらず入場者数は133万人、グッズ売り上げ160億円と双方単月の過去最高を更新し、目標年間入場者数1250万人も射程圏内入りのようです。

JR西日本(9021)が先行販売した入場券付き「USJスペシャルきっぷ」は6月15日からの1カ月で2万枚を超え、京阪電鉄(9045)子会社が運営するUSJ公式ホテルも客室稼働率と単価が上昇傾向など、早くも「ハリポタ特需」の恩恵が確認でき、効果の波及と継続性に注目ですが、「来年度中にも再上場か」とうわさされる運営会社「ユー・エス・ジェイ社」の動向も気になるところです。

【編集委員Zのコメント】 「あべのハルカス」の予想外の苦戦とは対照的に、USJの新アトラクションの経済効果は今後、企業の決算発表でもキーワードとなってきそうです。中かで、京阪電鉄は6月から上昇波動を堅持しており、売り残超過の信用残取組状況からも注目できる銘柄です。

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