タカさんの「オレに任せろ!」 3分の2戻しで目先達成感 物色は値がさから低位系へ

タカさんの「オレに任せろ!」 連載


心配されたロシアのウクライナへの武力行使の懸念が遠のいた後、一気に相場は戻す展開になり、2月25日の戻り高値1万5,094円を大きく突破しました。昨年末からの2月安値までの下げ幅に対して3分の2戻しをほぼ達成したことになります。

この戻りは1-2月の下げの主役だった不動産やファーストリテイリング(9983)などの値がさ系がけん引役で、低位系はそれほど大きく戻さず明暗を分けていました。

双日(2768) 週足

双日(2768) 週足

アベノミクスの実現に対して外国人が失望し始め、2月にかけて大きく下げていたところへ、中国の理財商品の不透明さやウクライナ情勢の緊迫化による円高の進行が飛び出して、さらに上値を抑えられる状況が強まっていたのです。

ウクライナ情勢に続いて、中国の理財商品の懸念問題についても、全人代会議が当面の懸念を薄める対応を示しました。これで安心買いが一気に広がって、戻り相場に拍車が掛かったといえるでしょう。

しかし、低位系の戻りが鈍いことで、個人投資家には戻ったという実感があまり感じられないため、手放しで歓迎できない面があります。

しかし、値がさ系がいつまでも上げ続けることはありませんので、次は今期、来期の業績が良いと思われる銘柄が物色されていくものと思われます。その意味で今週は低位系に注目したいところです。

筆者が一貫注目している双日(2768)ですが、下げに対しては強いのですが、戻りに対して今のところは鈍い状況にあります。しかし、今期、来期と増益が見込め、1株利益20円超えで年4円配当を実施しています。それが200円以下の水準に甘んじているのです。こういう銘柄が物色対象になっていくとみています。また、来期には大幅黒字を見込める日本板硝子(5202)帝人(3401)にも注目を。

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