北浜流一郎 人気株発掘 新明和工業(7224) 航空機部品好調も刺激に

北浜流一郎 人気株発掘 連載


新明和工業(7224) 週足

新明和工業(7224) 週足

日経平均株価が下がると、投資家は市場から逃げ出してしまうだろう。常識的な推測では、こんな見方になるだろう。

しかし、それは間違いだ。年初から東京市場が散々な下げになっているのは、あらためて説明するまでもないが、では、個人投資家はどんな反応を見せているか。

意外なことになっている。東京証券取引所が6日発表した東京、名古屋2市場の1月第4週(27-31日)の投資家別株式売買状況によると、個人投資家の買越額は6,199億円となっている。個人の買い越しはこれで4週連続だ。

一方、外国人は4週連続で売り越した。売越額は7,402億円で、2010年6月第2週(8,561億円)以来、約3年半ぶりの大量売りだった。

それを個人投資家が引き取った格好であり、どちらの対応が正しかったのかは、これから数カ月後に出る。

私は国内個人投資家の勝利になるだろうとみている。株式投資の成功法の基本は、「安いところで買って、高くなったら売る」だからだ。今回の下落局面で個人投資家はそうするための土台作りとなる準備買いを実行していることになる。

もちろん、その成果はすぐに出るわけではない。しかし、私が主張している「株で自分年金作り」のための投資手法としては好ましい。

で、注目は新明和工業(7224)だ。ダンプなど特装車で首位のメーカーで、特装車の中でも現在塵芥(じんかい)車の販売が好調だ。

これだけでも好ましいものの、さらに加えて、この会社が得意とする航空機部門も順調に需要を伸ばしている。防衛庁向けの救難飛行機、ボーイング向けの航空機部品などが好需要なのだ。

株価はこれらを好感、1月21日まで順調に上がり続けてきたが、それ以降は市場環境の悪化に巻き込まれ急失速した。いまは、そこから蘇生を開始したところ。狙いどころとみる。

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