本間宗究 相場の醍醐味 干支から見る2014年

本間裕 相場の醍醐味 連載


「2014年」は、「甲午(きのえ うま)」という暦になる。そして、「甲」が意味することは「貝割れ」であり、今までの「固い殻」が壊れることを表しており、また、「午」は、「今までの流れが逆転する」ということを意味している。具体的には、日本人の「預金神話」のみならず、世界的な「マネー信仰」が崩壊するものと考えているが、過去の歴史からは、「約400年」という「実に長い期間にわたり、お金が神様になった」という事実が見て取れるのである。

つまり、西暦1600年ごろ」に、「時は金なり」という、新たな考え方が誕生し、その後、「資本主義」という「お金が、最も大切な時代」へと移行したのだが、現在では、世界中の人々が、「お金さえあれば、人生は大丈夫だ」という考えに支配されているのである。そして、「誰も、この点に疑いを持たない」という、極めて「異常な事態」になっているのだが、実際には、「根のない切り花」の状態となっており、「根本の信用」が失われていながらも、「表面的な形」が残っているだけの状態とも言えるのである。

より具体的には、「金融のメルトダウン」という「金融商品の不良債権化」が、急速に進行していながらも、「中央銀行による、国債の買い支え」により、「問題が隠され、先送りされている状態」のことである。しかし、これから想定されることは、「ある日、突然に、金利の急騰が起きるのではないか?」ということだが、このような事態に陥った時には、既に、膨大な金額にまで膨れ上がった「国家の債務」にとっては、「致命的な打撃」になる可能性も考えられるのである。

そして、その後に起きることは、「資金の急激な移動」だと考えているが、実際には、「フィアットマネー」という、「現金」や「預金」、あるいは「国債」などの「政府の信用を基にした金融商品」などから、「貴金属」や「株式」、そして、「土地」などの「実物資産」へと、「大量の資金が、一挙に流れていく動き」のことである。つまり、「最後のバブル」とでも呼ぶべき動きが発生するものと考えているが、実際には、現在の「世界的な株高が、より一層、激しさを増す状況」のことである。

このように、現在では、「西暦1600年ごろ」から始まった「お金の時代」が終焉(しゅうえん)のときを迎えており、今後は、「東洋的」な、「自然と共生しながら、伝統や歴史を重んじる文化」へと変化するものと思われるが、問題は、「移行期の摩擦」であり、特に、「お金の価値」が激減したときの「現代人の衝撃」には、大きな注意が必要なようである。

現在、東京応化工業(4186)の半導体用フォトレジスト、特に、フッ化アルゴンの液浸は、急速にシェアを拡大しているようであり、今後は、この点が、大きく見直されるものと考えている。

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