スターバックスコーヒージャパン 松村壱仁執行役員店舗開発担当にインタビュー 竹中三佳の「株Catch one’s eye」 特別編(後編)

インタビュー 竹中三佳の株Catch one's eye 連載


ディズニーを意識、夢売る存在に

松村壱仁執行役員と竹中三佳さん毎週月曜日付で連載中の竹中三佳さんのコラム。前回に続き、スターバックスコーヒージャパン(2712・JQ、SBJ)の店舗開発担当を担う松村壱仁執行役員へのインタビューの後編を掲載します。前回の新業態中心の質問から離れ、さまざまな角度からSBJ高成長の秘訣(ひけつ)に迫ります。

竹中 ライバル企業はありますか?

松村 明確に競合として意識している企業はありません。個人的な意見なのですがSBJは夢を売る会社だと思っています。そういう意味で夢のかなう場所であり、またこれだけ世の中にディズニーグッズが出ている中で、ブランドポジションを高く保ち続けているというディズニーランドをベンチマークとしています。

竹中 出店数は今後も増やしていく予定ですか?

松村 マーケットポテンシャルはまだあると考えています。何より一人でも多くのお客さまにSBJ体験をしてもらうには出店をするしかない、そういう意味でニーズに合わせたクオリティーの高い出店を続けていく予定です。

竹中 2014年の目標出店数は?

松村 今年2013年の出店数である65店舗と同じ程度を考えています。

竹中 出店数を増やすための戦略はありますか?

松村 地域に密着した出店をすることですね。地元の方と一緒にコラボをしたり、マーケットの中の人たちのライフスタイルにちゃんと溶け込んでいく、そういう店舗を出店していくことですね。

竹中 消費税率アップの発表によって現時点で売り上げに影響が出ていますか。また、円安は業績に影響ないのか?

松村 消費税については、今の時点では特にありません。シアトルから豆は、もちろん色々と仕入れていますが、為替の変動はプラン内に織り込み済みなので特に影響はありません。

竹中 過去最高益の理由は何だと思いますか?

松村 SBJの最大の強みである「人、店・環境、商品」が高いレベルでオペレーション出来ており、会社が一丸となってビジネス出来たことが一番の理由だと思っています。

竹中 スターバックスコーヒーはどのような存在でありたいですか?

松村壱仁執行役員松村 私たちはコーヒービジネスをしているのではなくピープルビジネスをしていると思っています。大きな話になりますが、現在全国で1日に50万人ほどの来店があります。年間にすると1億8,000万人強の方が来店して下さっていることになります。その方たちが1杯のコーヒーでほっと幸せを感じてくれたり、がんばるぞ、と高揚してくれたりすることで日本に元気があふれる、そんな心を豊かにする存在、夢を売る存在でありたいですね。

竹中 実質無借金経営で内部留保(現預金)が厚くその使い道。

松村 店舗、人、商品等の各部門に再投資を行いイノベーションを図ります。新規出店はもちろん、老朽化した店舗の若返り、既存店への設備投資、またパートナーの教育や昇進のチャンスなどを積極的に行い、お客さまに提供する「スターバックス体験」の質をより高めていきます。

竹中 本国のスターバックスではお茶を販売し始めていますが日本では?

松村 現在まだアメリカでも2店舗目のテスト出店状態です。日本でも販売するかは未定です。

竹中 再来年の2015年に日本法人設立20周年になりますが何か考えていらっしゃいますか。

松村 そんなになりましたか…。さすがにまだ考えていません。もちろんバースデーとして喜びを分かち合いたいですが20周年もやはり私たちにとっては通過点ですね。

竹中 松村さんにとっての通過点でなくゴールは?

松村 ゴールはないですね。あくまですべて通過点。ただもし日本国民全員の方がSBJのファンになってくれたらそこでようやくゴールですね。

竹中 東証1部への意向は?

松村 特にこだわっていません。

竹中 読者の方へ一言。

松村 ぜひこの日本証券新聞を読みながらスターバックス体験をしてみてください。

竹中 ありがとうございました。

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