北浜流一郎 人気株発掘 住友精化(4008) 高吸水性樹脂の需要絶好調

北浜流一郎 人気株発掘 連載


東京市場の風向きが変わった。前回も書いたように、キッカケは11月8日の米国10月の雇用統計発表。市場予想は10万-12万人増だったのに、その2倍近い20万4,000人増。

今もまだ、その時のサプライズが続いていると言ってよい。しかも21日に米労働省が発表した失業保険申請件数も、11月16日までの1週間に32万3,000件となり、前週比2万1,000件減少していた。

これで分かるのは、米国の雇用が急改善中であること。それは同時に量的金融緩和の縮小要因になる。そして東京市場が待望しているドル高要因にも。

今は後者が形になりつつあるところ。この原稿を書いている時点で円は対ドルで既に101円台に下げている。

円が下落しては困る。ビジネスによってはこういう方も多いだろう。しかし株式投資の観点からは、正直なところ円の下落は大歓迎。日経平均は急騰中だ。

それでも日経平均の水準はまだ1万6,000円台に乗っていない。ニューヨークダウが既に1万6,000ドルに乗っているのに比べると、まだ出遅れだ。

住友精化(4008) 週足

住友精化(4008) 週足

上昇相場では日経平均の数字はニューヨークダウのそれを追い抜くのが普通だからで、今はそうなるのを見るのが楽しみだ(年明け早々にも実現するのではないか)。

こんな好ましい状況ながら、目先上がり過ぎる銘柄が多く、ここは新規投資は慎重な上にも慎重でありたいところ。

で、住注目は住友精化(4008)。この株も連騰中であり、新値を更新したばかりでもある。しかし上がり方が小刻みなのでリスクは、さほど高くないとみる。

何の会社か。高吸水性樹脂の大手だ。同製品は紙おむつや生理用品などに不可欠。そのため、今は需要絶好調状態にある。中国、東南アジア、インド向けに販路が拡大中だからだ。株価も目先少し下げることはあっても、回復力強いとみる。

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