北浜流一郎 人気株発掘 パナソニック(6752) 赤字のスマホ撤退は好材料

北浜流一郎 人気株発掘 連載


パナソニック(6752) 週足

パナソニック(6752) 週足

エジプトの混乱を心配していたら、シリアがもっと大変なことになっていた。こんな状況の中で、東京市場も不安定極まりない展開だ。

米国は果たしてシリアを攻撃するのか。英国と共同攻撃ならあり得ただろう。

しかし英国は議会の反対で攻撃に加わらないことが明らかになった。

こうなると米国単独での攻撃はありそうにない。もしあるにしても、限定的なものになるとみてよく、あまり神経質にならないようにしたいものだ。

今回のシリア攻撃観測で思い出すのは、もちろん2003年3月に起きた多国籍軍によるイラク攻撃だ。

多国籍軍は初戦で華々しく勝利したものの、その後は泥沼状態に陥ってしまった。シリアを攻撃すると同じようなことになるのではないか。市場がこう恐れるのも当然だ。

しかし株と戦争との関係は、攻撃前までは下げるものの、始まってしまえば反発するのが普通だ。

この点から言えるのは、センセーショナルな報道にあまり神経質にならないようにする。これになる。下げても、いずれ戻る、くらいの気持ちでいたい。

実際、今は基本的には調整局面とみてよく、トレンドが下向きに転じたわけではない。マイナス材料がある銘柄でも株価は下げていないからだ。

その中から注目はパナソニック(6752)だ。

この会社は個人向けスマートフォン(スマホ)事業から撤退する方向で最終調整に入っていることが明らかになった。携帯基地局事業の売却も打診しているとのこと。

一部マスコミで報じられたニュースに株価は29日反落した。えっ、スマホからも撤退か…というわけだ。

しかしこのような情報は、実は好材料だ。赤字部門からは撤退した方がよい。株価も好感し続けるとみる。

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