広がり見せる「動画配信ビジネス」 高速通信インフラ普及が追い風

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高速通信インフラが急速に普及してきたことに伴って、インターネットによる動画配信ビジネスが一段と広がりを見せようとしている。PCに加えて、スマートフォン(スマホ)やタブレットの高機能化が進み、端末を問わず外出先やリビングなどで視聴可能になったことも普及に拍車を掛ける要因になっている。

ネットによる動画配信に関しては、LTE(次世代高速通信規格)などモバイルでの高速通信環境が整備されたことで、これまでのPCという限られた視聴環境から脱却し、広がりを見せている。既に携帯通信キャリアとの連携で存在感を高めているのが、エイベックス・グループ・ホールディングス(7860)で、NTTドコモ(9437)ソフトバンク(9984)の2社と共同で展開。先駆してサービスを開始したドコモとの「dビデオ」の会員数は400万人、ソフトバンクとの「UULA(ウーラ)」も今年2月からのサービス開始後に3カ月で50万人を突破しており、利用者が鋭角的に拡大している。

このような状況下、ソニー(6758)もインターネットを用いたテレビ番組の有料配信サービスを米国で始めることが、米国メディアで先ごろ、報じられている。同社の液晶テレビ「ブラビア」や次世代ゲーム機「プレイステーション4」、将来的には、XPERIAブランドのスマホやタブレットでの配信も視野に入れており、大手メーカーが本格的に動きだすことで、動画配信への関心が一段と高まりそうだ。

ネット上での無料動画配信の老舗的存在である「GyaO!」を展開するヤフー(4689)もモバイルなどへのサービス拡充で利用者が増えており、注目したい。

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