概況/大引け 円相場が1ドル=98円40銭程度まで戻ったことで、日経平均も14,000円台回復。弱含んでいた場面でも証券株は堅調

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日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは1,171.34の14.19ポイント高、日経平均は14,050.16円の183.16円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,363、値下がり銘柄数は296。出来高は22億2,673万株、売買代金は1兆8,793億円。

昨日の米国で発表された7月の小売売上高が前月比0.2%増と、市場予想の0.3%増を下回ったものの、6月分は速報値の0.4%増→0.6%増に上方修正されました。GDPの算出に使用される自動車、ガソリン、建築資材を除くコア売上高は前月比0.5%増と昨年12月以来7ヵ月ぶりの大幅な伸びを示したことで、FRBによる資産買入れプログラムの縮小観測を強めました。米国金利上昇で、ドルが買われ、円安に向かいました。

東京市場では、午後に一時1ドル=97円88銭まで円高に向かいましたが、その後は1ドル=98円42銭まで円安に戻ったために、日経平均も14,000円台に巻き返しました。

本日の相場が弱含んでいた場面でも、野村ホールディングス(8604)大和証券(8601)などの証券株は堅調でした。証券株は6月安値に一時接近していましたが、そこからリバウンドとなっています。最近の株式市場は薄商いが続いており、証券株が市場に評価されにくい状況ではあるものの、証券株価の底割れ回避は株式市場全体でも当面の安心感につながると大和証券では解説しています。

MUTOHホールディングス(7999)は、岩井コスモ証券で投資判断「A」継続で、目標株価は375円→575円に引き上げました。3Dプリンター市場で大手の米3Dシステムズ社の正規代理店をなっており、3Dプリンターで6月から販売開始した普及機の受注が会社計画の2倍となる月100台のペースになっているそうです。産業用大型機も高価格帯の機種が堅調で、受注金額が計画を上回ったようだと報告しています。

群栄化学(4229)ローランドDG(6789)など、他の3Dプリンター関連も触発されました。

CKD(6407)は、薬品包装機械も生産していて、新薬の製造受託業者やジェネリック薬品メーカーの設備投資が継続していることで製品売上高が増えています。一方、リチウムイオン電池向け捲回機の売上高は低迷しています。現行のハイブリッド車のバッテリーはニッケル水素電池を採用しており、リチウムイオン電池を採用している電気自動車やプラグインハイブリッド車は普及が遅れています。

日経ジャスダック平均は1,782円の10円高。デジタルガレージ(4819)は、前期の営業利益は18.5%減益の13億2,200万円でしたが。今期の営業利益計画は36.1%増益の18億円と発表し、買われました。国内外のベンチャー企業へ投資していますが、前期は保有株式の売却が前の年に比べて減少したことが影響しました。今期は国内・海外の株式市場が上昇を受け、ベンチャー企業投資の売却環境も好転していると述べています。

日本コンセプト(9386)は、タンクコンテナを用いた化学品や薬品、食品材料などの液体物流サービスを提供していて、上期の営業利益が前年同期比47.2%増益の8億3,900万円となり、買われました。

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