海外展開に動きだす「ドラッグストアチェーン」 アジアで店舗・商品展開を加速

セクター 個別


ドラッグストアチェーンが海外展開を積極化させている。

この数年、特定の地域で強みを持つチェーン同士の合併などが相次いだが、国内の再編も一巡。高齢化の進展で中長期な人口増が期待できない状況下では、積極的な多店舗展開も限界に来る可能性が高く、さらなる業容拡大を目指すべく、海外に活路を見いだす動きとなっている。

特に、急速な経済成長で所得水準が向上しているアジアを中心とする新興国では、ヘルスケア商品へのニーズが高まっており、さまざまな顧客ニーズに対応した商品展開力に優れる日本のドラッグストアチェーンの商機が十分にありそうだ。

キリン堂(2660)は、昨年12月22日に中国常州市最大の商業集積地に近接する大型商業施設「吾悦国際広場」内に中国1号店をグランドオープン。今年8月1日には中国におけるITモバイルを活用した美容ポータルサイトの運営支援などを展開する「BEAUNET CORPORATION」の持ち分法適用会社化も発表している。

また、マツモトキヨシホールディングス(3088)は、北京や上海など中国都市部のドラッグストアやスーパーにPB(自社ブランド)商品の化粧品や日用品を供給。ココカラファイン(3098)は、中期事業戦略として「東アジア事業開発」を掲げ東アジアへの展開を積極化しており、2011年には中国・上海市に現地法人「可開嘉来(上海)商貿有限公司」を設立。同社による第1号店「cocokaraメトロ5番街店」をオープンしている。

戻る