実用化へ動きだす車の自動走行 連続走行技術の確立に期待

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政府が成長戦略の一環として意欲を見せている車の自動走行に関して、実用化へ向けての取り組みが本格化し始めてきた。国土交通省も工程表の骨子案をまとめており、政府の支援体制が煮詰まってくれば、自動車関連企業の開発も加速していきそうだ。

今回実用化が検討されているのは、車同士や道路との間で車間距離や道路情報をキャッチして、車の自動走行を実現するもの。これにより、運転者の負担を軽減し、渋滞や事故防止などを図る狙いがある。米国では、2004年などにDARPA(米国国防総省国防高等研究計画局)主催による、完全自動制御のロボットカーレースが実施。IT企業のグーグルもDARPA主催の技術コンテンストに参加したスタンフォード大学の技術者を集め、取り組みを始めるなど、研究開発の動きが活発化している。

一方、日本も新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託の下、産学公15機関が、既存の高速道路でも走行可能な、安全で信頼性の高い隊列走行の実現に向け、自動運転などの研究開発などを実施。今回、実用化への取り組みを加速させて、自動走行で世界をリードする目的があるようだ。

6日にはトヨタ自動車(7203)日産自動車(7201)などの技術者が参加する検討会が開催。自動走行を高速道路に限定し、2015年をメドに同一車線における車の連続走行技術確立などが示された。

大手自動車メーカーに加えて「レーンキーピングアシストシステム」などを開発しているデンソー(6902)や、「高信頼性車車間通信技術」を確立しているOKI(6703)などに注目したい。

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