話題 サントリー食品インターナショナル 目標株価対決「野村 4,500円」「GS 3,300円」

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アナリストの評価は総じて高い

サントリーBF(2587) 日足

サントリーBF(2587) 日足

7月3日の新規上場から5週間となったサントリー食品インターナショナル(2587)。株価は7月12日に3,785円のここまでの最高値をマークした後は上昇一服。7月29日に高値から約12%調整の3,340円を付けてからは、再び反転態勢にある。

そして、ここにきての特徴は国内外証券会社アナリストが投資判断(レーティング)や目標株価を相次ぎ発表(新規)し始めたことにある。「Buy(買い)」や「アウトパフォーム」が主流で悪くてもゴールドマン・サックス(GS)の「中立」評価となっており、目標株価も最低の3,300円があるものの、4,500円から4,300円台と、6日の株価3,600円近辺からすると上値余地がまだある計算になる。証券各社のポイントは次の通り。

サントリーBFの主要投資判断と目標株価
発表日 証券 投資判断 目標株価
7/30 UBS Buy 4,400円
8/5 野村 Buy 4,500円
8/5 ゴールドマン 中立 3,300円
8/5 三菱UFJ アウトパフォーム 4,320円

■UBS証券

商品開発力宣伝力は日本のトップで、上場を機に新たな成長ステージに入ると期待。今後3年間の営業利益の年平均成長率を12%と予想。日本の食品株の中で最も変化と成長性に富む企業と指摘している。

■野村証券

国内ではコスト削減を通じて収益性を向上させつつ、シェア1位を目指し規模の拡大を追求している。海外ではアジアの新興国を中心に現地パートナーとジョイント・ベンチャーを立ち上げており、自社商品の拡販で収益性が改善と予想。2013年12月期から今後3年間のEBITDA成長率は年率13%強と高い成長が続くとしている。

■ゴールドマン・サックス証券

成長余力の大きな非炭酸飲料を中心とした強力なブランドポートフォリオと30年以上の企業買収を含めた海外事業の豊富な経験を持つ。これらは今後も売上成長力向上に寄与すると評価。ただし、株価は猛暑による業績拡大期待と需給要因を背景に、上場後TOPIXを11%アウトパフォーム。2014年12月期の増益率が円安効果の剥落(はくらく)により鈍化する中、バリュエーションも高値圏と解説。

■三菱UFJMS証券

成長戦略は、海外で原液供給と非コーラ系飲料の投入による成長、国内では自販機台数の増加によるトップシェア奪取とコストダウンを進める。国内外のM&A(企業合併・買収)も視野。国内市場ではコーヒー「BOSS」ブランドを中心に、各カテゴリーでトップクラスの市場シェアを持つブランドを有していることを評価。海外でも非炭酸飲料市場では2-5位以内の市場シェアを持つ。

ゴールドマン・サックス証券以外は、総じて好意的な評価レポートの内容ともなっている。また、7月にIPO(新規上場)した同社株の場合、8月30日終値がTOPIX組み入れになることも需給面での手掛かり材料となっている。

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