IPO社長会見 アジュバンコスメジャパン(4929) プロ仕様のドクターコスメ開発・販売

IPO 個別 社長会見


中村豊社長

中村豊社長

アジュバンコスメジャパン(4929)が12月13日、東証2部に新規上場した。公開価格1250円を4.8%上回る1310円で初値を形成したが、その後は値を下げ1171円で引けた。上場当日の記者会見で同社の中村豊社長=写真=は次のように語った。

プロが認めたコスメ類を供給…専門医が開発したドクターコスメの企画・研究開発・販売を手掛ける。供給先は全国約6000店の美容室・理容室・エスティックサロン。サロンではお客さまへの施術に使われるほか対面販売も。皮膚科医がアトピー患者に処方した化粧水が原点で、防腐剤・香料・色素などを一切使わない“安心・安全”が当社商品のウリ。美容師の手荒れに配慮したシャンプーは発売から8年経った今でも好評だ。こうしてプロがお薦めする当社商品は、他社商品とは説得力が違う。

サロンとWin―Winの関係に…店舗数では既に飽和状態にある美容室。売り上げの大部分を占めるのが技術料で、当社では、現在はわずか5%ほどの物販を充実させることで業界を盛り上げたいと考える。例えば「化粧品」。美容室にとっては非常に魅力的な新ジャンルだが、施術後のトラブルが怖くて手を出せない、というのが本音。当社の商品ならば安心して使っていただける。

商品数拡大と新事業で成長持続…現在はヘアケア商品と基礎化粧品の2種類を手掛けるが、今後はカラーやパーマ液にも進出したい。それと顧客管理システム「MAPシステム」の強化。導入サロン側は顧客管理がスムーズにでき、当社も店舗運営にかかわる各種データが入手可能。こうしてサロンの深部に入り込み、コンサルティング業務にも手を広げたい。
高成長見込める国内美容市場…来年度中に香港を拠点に海外進出を予定する一方で、国内開拓の手も緩めない。美容室だけでも全国に22万件といわれるが、当社はまだ6000件ほどにしかアプローチできていない。今後4―5年のうちに顧客店舗を1万2000―3000件へと倍増させ、売上高では70億円(今期予想は43億円)ほどを目指す。

<記者の目>
今期はシャンプーのリニューアルに伴う在庫廃棄、上場関連費用など一過性の要因のため減益を見込んでいる。配当性向3%は今後も維持、株主優待新設についてもかなり前向きに検討しているもよう。

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