Mr.009の新興市場 リスク・オンムード復活で戻り試す

個別 概況


日本トリム(6788) 日足

日本トリム(6788) 日足

外部環境の落ち着きが支援材料となり、戻りを試す展開となりそうだ。米国の金融緩和継続期待が下支え要因となり、世界的にリスク・オンムードが続くことが予想される。今回は日本トリム(6788)グラファイトデザイン(7847・JQ)を紹介したい。

日本トリムは、整水器の国内トップメーカー。整水器とは、「電解水素水」という、アルカリ性で高い抗酸化作用を持つ水素を豊富に含む水を普通の水道水から生成する家庭用医療機器。浄水器が水道水を浄化することでより安全で美味しい水にするだけなのに対し、整水器は、浄化した上にさらに健康効果のある水を生成できる。同社は、この整水器で国内市場の53.7%(2012年矢野経済研究所調べ)を占め、2位のパナソニック(6752)の2倍以上のシェアを誇る。圧倒的なシェアを持つ最大の理由は、同社が独自技術で開発した整水器が作り出す水の質の高さにある。電解水素水は、飲むことによってアンチエイジングや、健康維持への寄与が期待されているが、同社は、世界中の研究機関や大学と産学共同研究を実施し、電解水素水の健康維持への効果に関して数多くの論文を発表している。健康ブームに加えて、科学的な裏付けがあることがトップシェア維持の背景となっている。同社は、電解水素水をコアビジネスソースに、医療分野や農業分野、工業分野にも進出。市場の創造によって、10年後には、足元の約10倍となる連結売上高1,000億円への到達を長期経営目標としている。

グラファイトデザインは、ゴルフクラブシャフトの製造・販売およびゴルフクラブの組立加工を手がけている。7月11日に発表された14年2月期の第1四半期(3―5月期)決算は、売上高が前年同期比17.1%増の11億900万円、経常利益が同10.4倍増の4億1,500万円となった。オリジナルである自社ブランド「TourAD」13年モデルの「GTシリーズ」は昨年モデル「BBシリーズ」同様、プロゴルファーやクラブメーカーへのアプローチを強化したことが奏功している。国内プロゴルフトーナメントにおける使用率の向上により、各クラブメーカーでのカスタム採用における受注は順調に推移している。また、米国市場にいても販売拡大のため知名度の向上や受注の拡大を図ったことが奏功し、米国プロゴルフツアーでの使用率が徐々にではあるが回復を示している。なお、今期より非連結決算となっており、前年同期は前年同期の連結決算数値と比較している。順調な滑り出しを受けて、中間期および通期業績予想も上方修正(中間期の経常利益1億7,000万円→3億6,400万円、通期の経常利益7億3,000万円→8億8,000万円)されている。株価は当該決算発表を受けて、一気に年初来高値を更新した。依然として初動の段階と想定される。上値のメドは7月12日高値645円から6月7日安値420円の倍返しである870円に設定した。当該水準においてもPERは9.3倍と引き続き低水準である。なお、ロスカットのメドは窓埋めもちあい下放れ水準である550円処を想定している。

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