パンチ工業(6165) 12月20日、東証2部に新規上場 プラスチック金型用やプレス金型用の部品メーカー
パンチ工業(6165)が12月20日、東証2部に新規上場する。
同社はプラスチック金型用部品、プレス金型用部品のメーカー。国内での生産・販売にとどまらず、1990年に進出した中国を中心に海外展開も推進している。
プラスチック金型は、携帯電話やデジタルカメラの外装など、多くのプラスチック製品の製造に用いられ、プラスチック製品は、射出成型機に実装された金型に加熱溶融したプラスチック樹脂を注入し、冷却、固化することで作られている。
こうした生産工程の中で、同社は溶融したプラスチックを金型へ流し込むための部品、成型品を金型から離し、突き出すための部品などを手掛ける。
一方、プレス金型は上下運動するプレス機に装着され、上下に分かれた金型の間に材料(金属の鋼板)を入れ、プレス機を稼働することで金型で型どられた製品が出来上がる。
同社はプレス加工で使用される金属の鋼板を打ち抜く際に使用されるパンチ・ダイ部品、プレス機の上下に分かれた金型を正しく保持するためのガイド部品などを手掛けている。
国内事業では、社内生産と344の協力工場による社外生産を両輪とするとともに、全国に14カ所の営業所を設置。海外事業では、中国に5つの工場と29カ所の営業所を展開しているほか、東南アジア、欧米をはじめとした中国以外の顧客への輸出を行っている。
顧客は国内事業で約6000社、海外事業では約8000社。従業員は2012年9月末現在3581人で、その7割が海外事業。上場に伴う公募増資で調達した資金は、国内と中国の工場の設備投資に充てる。
事業内容 | 金型用部品の製造・販売 |
---|---|
本社 | 東京都港区港南 2-12-23 |
代表者 | 森久保有司 |
設立 | 1975年3月 |
上場前資本金 | 3億8,250万円 |
発行済株式数(上場時) | 715万株 |
筆頭株主 | エム・ティ興産(25%) |
売買単位 | 100株 |
公募株式数 | 1,150,000株、自己株式処分 150,000株 |
売出株式数 | 600,000株(オーバーアロットメント 285,000株) |
初値 | 530円(公開価格比 5.4%安) |
公開価格 | 560円 |
ブックビル仮条件 | 510円~560円 |
ブックビル期間 | 12月04日~12月10日 |
引受証券 | 大和(主幹事)、三菱UFJモルガン・スタンレー、みずほ、SMBC日興、SBI |
売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|
2011/03 | 22,750百万円 | 995百万円 | 19円 | 10円 |
2012/03 | 23,801百万円 | 805百万円 | 67円 | 10円 |
2013/03予定 | 25,050百万円 | 997百万円 | 92円 | 20円 |
掲載日時:2012/12/19 13:55
TAGS: 6165