材料発掘 大証2部時価総額低位株を厳選

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市場統合で予想外の人気化も

東証と大証の市場統合がいよいよ連休明けに迫った。大証商い主力の任天堂(7974)が225採用思惑などから水準を切り上げてきており、その効果は早速、物色面に反映され始めている。

一方、今後は現物市場が市場統合されることにより、意外な銘柄に市場の関心が向かう可能性がある。そこで注目してみたいのが東証2部銘柄に統合される大証単独2部銘柄だ。Jトラスト(8508)田淵電機(6624)日本ケミカル(4552)などが足元で商い人気を盛り上げているが、逆に人気薄の株価流動性が低い銘柄にも見直しが向かう可能性がある。

8日終値ベースで大証2部銘柄の時価総額低位をスクリーニングしてみると、時価総額5億円規模の北日本紡績(3409)を筆頭に時価総額15億円規模の小型株は約20銘柄も存在する。もちろん、これらの銘柄が低い時価総額にさらされている理由には業績などのファンダメンタル面や企業側のIR姿勢の希薄さなどがあり、株価流動性の欠如につながっているため、投資に当たっては留意すべき要因が多い。しかし、それだけに、今回の市場統合を機会に好実態が見落とされていた銘柄に買いの手が伸びたときに株価インパクトは大きくなる可能性を秘めている。

そこで、現在の大証2部の単独上場銘柄のうち、時価総額が20億円未満で、今期業績が上向き、さらに配当実施の予定銘柄をピックアップしてみると、JEUGIA日本電線工業誠建設工業ロブテックスが浮上する。いずれも内需型の銘柄、PBR(株価純資産倍率)1倍割れという共通点を持つ。中で、日本電線工業と誠建設は売買単位が100株で物色テーマや地合いの流れに乗ることができれば、流動性も高まることが予想される。

各4銘柄のポイントは先の通り。これらの銘柄は株式市場でいうところの「待ち伏せ」感覚の銘柄といえる。

JEUGIA(9826) 週足

JEUGIA(9826) 週足

■JEUGIA(9826)

8日株価122円/PBR0.4倍/売買単位1000株/年間配当3円

カルチャー教室、音楽教室の運営事業、CD、DVDなどのAVソフトの販売、ピアノ、管弦打楽器、楽譜などの楽器の販売事業。今3月期は3期連続の経常増益予想。

日本電線工業(5817) 週足

日本電線(5817) 週足

■日本電線工業(5817)

8日株価285円/PBR0.3倍/売買単位100株/年間配当8円

防災用電線、通信用ケーブル、計装・制御用ケーブル、そのほかの弱電用電線の製造および販売を展開。消防用耐熱電線などに強く、広義の防災・減災関連テーマを担う。

誠建設工業(8995) 週足

誠建設(8995) 週足

■誠建設工業(8995)

8日株価675円/PBR0.5倍/売買単位100株/年間配当25円

大阪府堺市を中心に一戸建て分譲住宅事業を展開。建売住宅の企画・設計・施工・販売を主力に、不動産仲介事業も手掛ける。消費税引き上げとなれば駆け込み需要の発生で短期的にメリット。

ロブテックス(5969) 週足

ロブテックス(5969)
週足

■ロブテックス(5969)

8日株価149円/PBR0.6倍/売買単位1000株/年間配当5円

レンチ、プライヤなどの作業工具の製造・販売を展開。ファスニングツール・工業用ファスナー・電設工具事業も手掛ける。人気テレビドラマの美術協力を多くこなす。

 

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