北浜流一郎 人気株発掘 ソニー(6758) 金融部門好調が選別のカギ

個別 北浜流一郎 人気株発掘 連載


ソニー(6758) 日足 MA(25)、MA(75)

ソニー(6758) 日足 MA(25)、MA(75)

日経平均の今年の高値を覚えておられるだろうか。3月27日につけた高値1万255円15銭。これになる。

この原稿を書いている14日ザラバ時点では9714円。あと500円ほどで3月の高値に達する。

これまで私は、年内新値に進むのは難しい。こうみて来たのだが、残るは2週間。営業日数にして9日あるので、新値更新もあり得る状況だ。

もちろんカギを握るのは為替の円安。これが続いてくれなくてはならないが、急速に円高に戻る状況にはないことを考えると、大いに期待が持てる。

なにしろ下げることしか知らなかったようなシャープ、パナソニック、ソニーのハイテク3兄弟銘柄が、そろって上昇に転じているのだ。

特に経営危機が懸念されているシャープ株の上昇ぶりが目ざましく、今期赤字が見込まれるパナソニック株も意外なほどの強さだ。

最弱と見られてきた銘柄に買いが入っているのは、よほどのこと。東京市場の底流にプラス方向の変化が生じていると見てよい。

株式投資で大事なのは、「市場の流れに従う」。これになる。この観点からは、今は明らかに「流れは上向き」、こうなるため、素直にそれに従いたい。

で、注目はソニー(6758)になる。どんな会社かは説明の必要はないだろう。テレビ部門の大不振により収益の悪化が続き、株価は惨憺(さんたん)たるところまで売り込まれた。

そしてシャープやパナソニックとひとからげにされて来たのだが、実は両社とソニーとには大きな違いがある。

シャープ、パナソニックはテレビやハイテク製品だけで経営を支えているが、ソニーは金融部門を持ち、これが好調なのだ。そのため経営が危ぶまれるようなことはなく、今期も黒字化が見込める。この点を考えると、株価は今後見直される可能性は高いと見る。

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