日本式の安全基準が国際標準へ 燃料電池車関連を再度チェック

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6月24日から28日までスイスのジュネーブで開催されている国連の作業部会で、燃料電池車の安全基準に関して、日本案が採用される見通しであることが報じられた。

日本の安全基準が国際標準となれば、海外輸出を含めて日本の自動車メーカーには追い風となることから、今後、ハイブリッド車や電気自動車を抑えて、次世代エコカーの本命として燃料電池車が浮上しそうだ。

エコカーとして本命視されている電気自動車は、充電時間がネックとなっているが、これに対して燃料電池車は、水素を化学反応させて電気を生み出し、モーターを動かす仕組みで、一度、水素を補充すれば東京―大阪間をも走行できるのが魅力だ。

今回、採用へ向けて議論されている日本の安全基準は、燃料電池から水を排出する配管内の水素濃度の上限を4%にすることなどが盛り込まれるもようで、爆発を防止するなどの安全対策が評価されているもようだ。安全基準が国際統一、しかもその方式が日本方式ということで、燃料電池車の普及に弾みがつくとの期待が高まる。

政府も走行実験手続きを簡素化するなど、日本メーカーの開発を支援する見込みで、燃料電池車に関連する企業のビジネスチャンスが広がりそうだ。

関連では燃料電池自動車用燃料充填所向け水素ガスコンプレッサを手掛けている加地テック(6391・大証2部)や、水素ステーションでの実績豊富な三菱化工機(6331)。また、自動車メーカーでは「FCXクラリティ」でかねて燃料電池車を開発しているホンダ(7267)などが注目されよう。

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