大量保有報告書から IT・ネット関連に照準合わせる動きも

個別 概況


ブレインP(3655) 日足

ブレインP(3655) 日足

表は、直近2週間(6月7日-21日)に提出された大量保有報告で新規取得が明らかになった主な銘柄一覧。この間、意外にも(?)売却報告よりも取得報告の方が目立ち、かねて目を付けていた銘柄の調整場面を拾ったことがうかがえる。

中で「IT・ネット関連」の取得方向が目立つ。具体的には、データ分析の専門家集団でビッグデータ関連のブレインパッド(3655・東マ)をJPモルガンが、博報堂DYの孫会社でネット広告代理店のアイレップ(2132・JQ)をインベスコが取得。日興アセットマネジメントも、ネットで飲食物の出前を受け付ける夢の街創造委員会(2484・JQ)を買い。

IIJ、スタートトゥデイ、ドワンゴなど近年の取得報告がIT・ネット関連ほぼ一本やりのJohoキャピタルは、データセンター運営のビットアイル(3811・JQ)に食指を伸ばした。紙面スペースの都合で表にはないが、フィデリティ投信によるカカクコム(2371)の買い増しも確認された。

グロース指向の一部機関投資家は、バイオ人気の陰に隠れ、割安に放置されているIT・ネット関連に狙いをつけているのかもしれない。

大型株では、米ニューヨークに本拠を置くラザードがマキタ(6586)、米ボストンにあるノーザン・クロスがSMC(6273)といったように機械株が人気。

英ロンドンにあるモンドリアンはホンダ系自動車部品の武蔵精密(7220)に照準を合わせた格好で、7日付での新規取得に続き、13日と20日に追加取得を明らかにした。このほか、耐震工事に強みを持つライト工業(1926)を日系運用会社が選好。

表にはないが、キャピタル・グループはナカニシ(7716・JQ)をほぼ半年ぶりに5%以上に引き上げたほか、ソフトバンク(9984)の買い増しスタンスも維持し13%台に保有比率を引き上げてきた。

ほか、やすらぎの創業者、須田忠雄氏によるグランディーズ(3261・福Q)の保有比率がとうとう20%を突破。昨年上場した老舗企業、鴻池運輸(9025)を中小企業支援のベンチャー・リンクなどを保有する持ち株会社C&Iホールディングスが5%以上保有したことも判明した。

大量保有報告書から(主な新規取得銘柄)
銘柄(コード) 持ち分 銘柄(コード) 持ち分
<JPモルガン・アセット・マネジメント> <Joho Capital,L.L.C>
6/20 田淵電機(6624・大証2部) 7.02% 6/19 ビットアイル(3811・JQ) 5.07%
ブレインパッド(3655・東マ) 6.35% <大和住銀投信投資顧問>
<フィデリティ投信> 6/17 日本ケミコン(6997) 5.45%
6/20 フォスター電機(6794) 5.06% ネットワン(7518) 5.01%
メイテック(9744) 6.13% <日興アセットマネジメント>
<インベスコ投信投資顧問> 6/20 夢の街創造委員会(2484・JQ) 6.38%
6/20 アイレップ(2132・JQ) 5.26% <三井住友信託銀行>
<ラザード・アセット・マネージメントLLC> 6/20 ペガサスミシン製造(6262) 5.48%
6/18 マキタ(6586) 5.56% <三菱UFJフィナンシャル・グループ>
<シュローダー・インベストメント・マネジメント> 6/17 ツガミ(6101) 5.45%
6/18 伯東(7433) 5.02% ライト工業(1926) 5.44%
<モンドリアン・インベストメント> ミライトHD(1417) 5.18%
6/7 武蔵精密(7220) 5.02% <DIAMアセットマネジメント>
<ノーザン・クロス・エルエルシー> 6/19 ライト工業(1926) 6.01%
6/21 SMC(6273) 5.18% <スパークス・アセット・マネジメント>
<インダス・キャピタル・パートナーズLLC> 6/19 ティラド(7236) 5.15%
6/13 全国保証(7164) 5.02% エレコム(6750) 5.13%
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