フォトクリエイト(6075) 7月10日、マザーズに新規上場 インターネット時代の写真屋さん

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フォトクリエイト(6075)が7月10日、マザーズに新規上場する。

プロのカメラマンが各種イベントで撮影した写真をインターネット上で販売する「インターネット写真サービス事業」を手掛ける同社。1,200人超のカメラマンと契約して年間4万イベントを撮影する。

設立11年目を迎える同社の転機となったのが「東京マラソン」だ。2,007年の第1回大会から専属契約を結んでおり、以降のマラソンブームとともに業務が拡大。現在は国内で行われる参加者1,000人超の大型スポーツイベントの約9割を手掛けるほか、ホノルルマラソンなど海外の大会でも公式サービスとして参加する。

イベント種別ごとに12のウェブサイトを運営。売り上げの約半分を占める主力の「オール・スポーツ・コミュニティ」は先のマラソンのほか、自転車やサッカーなどアマチュアスポーツの競技会を扱う。全国各地で60種目超、年間4,000イベントを撮影し、サイトには月間45万人のユーザーが集まる。

そのほかのサイトには、北海道に2万人規模の踊り子が集う「YOSAKOIソーラン祭り」をはじめ全国各地のお祭りの参加者にスポットを当てた「ヨイショット!」、ピアノやバレエ発表会など舞台を使ったイベントを撮影した「ステージライフ」などがあるが、同社が近年もっとも注力するのが、学校写真販売サイトの「スナップスナップ」だ。

例えば「修学旅行」。昔も今も学校指定のカメラマンが同行撮影して、出来上がった写真を校内の壁に貼り付けて注文を受け付ける、といったサービスが全国7万超の学校で行われている。このような従来型は展示スペースが制限されるため4―5人同時に撮影するなどして枚数をセーブするが、ネットを利用する同社は個人にフォーカスするなどして1,000―2,000枚と圧倒的な撮影枚数を実現。さらに、閲覧対象者を拡大したことで、忙しい保護者や遠方に住む家族などに喜ばれるサービスへと進化させた。しかしながら、「スナップスナップ」導入校はわずか1%ほどの857校にすぎない。その上、展示や保管などデータ量に制限がある従来型では卒業間近の5―6年生を中心に撮影するが、同社では学年を問わず撮影することで売り上げの一気拡大を狙う。

国内ではやや頭打ち感のある、同社主力のスポーツイベントについては海外展開を急ぐ。現在は台湾でスポーツイベント撮影に着手して、月20イベントほどを手掛けるまでに。アジアではライバルとなる企業は存在せず、手ごたえをつかんでいるようだ。さらに、同社サイトには年間1,000万超のユーザーが訪問することから、同社の強みであるリアルイベントと絡めた広告事業の拡大も模索中。

概 要
事業内容 インターネットを活用した写真販売サービス
本社 東京都新宿区西新宿 6-16-6
代表者 白砂晃
設立 2002年1月
上場前資本金 1億1,409万円
発行済株式数(上場時) 117万1,100株
筆頭株主 白砂晃(19.75%)
公募株式数 100,000株
売出株式数 100,000株(オーバーアロットメント 30,000株)
初値 3,755円(2.3倍、11日)
公開価格 1,670円
ブックビル仮条件 1,470円~1,670円
ブックビル期間 6月21日~27日
引受証券 SBI(主幹事)、SMBC日興、東海東京、極東、岡三、エース
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2011/06 897百万円 17百万円 3.87円 –円
2012/06 2,481百万円 130百万円 60.30円 –円
2013/06予想 2,751百万円 174百万円 93.44円 –円
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