鉄道系ICカード乗車券が完全互換へ JR各社やソニーの「FeliCa」に恩恵 ドコモなど通信大手にも波及

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JR東日本(9020) 日足

JR東日本(9020) 日足

JR東日本(9020)のSuicaを筆頭に、全国で発行されている10種類の鉄道系のICカード乗車券が、来年3月23日から相互に利用できるようになる。

これまでは、JR各社間や同一地域の私鉄との相互利用に限定されていたが、これがJR、私鉄問わず全国の鉄道を同一のICカードで利用が可能となり、利用者の利便性が格段に向上する。非接触ICカードのシステムに採用されているソニー(6758)の技術方式「FeliCa」のさらなる普及を含めて関心が高まりそうだ。

ICカード乗車券は、首都圏ではSuicaと私鉄のPASMOは相互利用できるが、JR東海(9022)のTOICAやJR西日本(9021)のICOCA区間で利用できるのはSuicaのみであるなど、相互利用面での不便さが問題視されてきた。これが全国の鉄道で完全互換となれば、電子マネーとしての観点からも利用ユーザーが拡大しそうだ。

ソニー(6758) 日足

ソニー(6758) 日足

今後、期待されるのがモバイルSuicaとして利用されている携帯端末への搭載だ。NTTドコモ(9437)、auのKDDI(9433)、ソフトバンク(9984)の端末ではSuica機能を搭載したアプリケーションソフトウエアを利用できることから、スマートフォン(高機能携帯電話)や携帯が専用ICカードの代役を果たすことが可能。鉄道系ICカードの全国システム統一が実現すれば、強力な電子マネーが1つ誕生することになる。JR東日本の流通事業にもプラスに働くことは確かだ。

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