ジェイエスエス(6074) 6月27日、JASDAQに新規上場 スイミングクラブ拠点数トップ

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ジェイエスエス(6074)が6月27日、JASDAQに新規上場する。

同社は会員制スポーツクラブを近畿を中心に29都道府県で展開している。拠点数はスイミングクラブ77(うち直営52)、スポーツクラブ3(同1)、テニススクール2(同2)、フィットネスクラブ1(同1)の合計83。

同業は、総合スポーツ施設を含むとコナミスポーツ&ライフ、セントラルスポーツ(4801)ルネサンス(2378)などで、水泳特化型では、ナガセ(9733・JQ)の子会社イトマンスイミングスクール(51店)、スウィンスイミングスクールグループ(45店)などが挙がる。拠点数では水泳特化型で首位、総合スポーツ施設を含めても4位。

■ターゲットは子どもと保護者 中村真衣選手など五輪選手も育成

「水を通じて健康づくりに貢献する」を経営理念に子どもの教育需要にフォーカス。主要顧客は幼児・子どもとその保護者で、会員数は2013年3月末時点で直営約6万3,200人、受託約3万4,000人の合計約9万7,200人(うち大人は16%)。なお、近年、退会率は2%程度で、業界平均に比べ低い。

競技選手の育成も行っており、五輪選手としては中村真衣選手や渡部香生選手などがいる。

■収益構造

事業は、自社で施設を持ちスポーツクラブを運営する「直営事業」、施設を所有しスポーツクラブを運営している事業者から指導や監視など一部業務を受託する「受託事業」、水着など「スポーツ用品の販売」に分かれる。

収入は直営事業は「スクール会員数×会費」、受託事業は「受託事業所数×受託料収入」、物販は「スクール会員やその家族など×平均単価」となり、費用は固定費(設備関連コスト)+変動費(水道光熱費、人件費など)となる。会費は、週1日の通常契約で月額6,000-6,500円。

■強み

強みは、圧倒的な指導ノウハウと施設運営能力など。施設運営では、小型で省エネ・省スペース、低コストを実現した独自のコンパクトスイミング施設を開発していることが特徴。

従来型施設では6-7コース、最大1,200平米で、投資額は2億6,000万円、建設期間8-9カ月かかり、投資回収には会員数1,500-2,000人で9-10年かかる。

しかしコンパクト施設では5コース、最大750平米に抑えることで、投資額は1億5,000万円程度、完成まで4-5カ月しかかからず、1,000-2,000人もいれば5-7年で回収可能という。もともと、プールなどの建築を請け負っていた竜奥興業の子会社ジャパンスイミングサービスとして設立され、プール設計・施工の段階からノウハウを持っていたことが、独自フォーマットの完成につながった。

■今後

直営施設の拡大(を年2、3店ペース)を推進する方針。エリアとしては、手薄な首都圏を強化する。また、高齢化社会と健康志向を考慮し、オリジナルプログラムを開発するなどシニア層の拡大にも力を入れていく。

概 要
事業内容 スイミングスクールの運営、指導業務の受託及び水着等の販売
本社 大阪府大阪市西区土佐堀 1-4-11
代表者 藤木孝夫
設立 1976年7月
上場前資本金 3億669万4,000円
発行済株式数(上場前) 195万8,028株
筆頭株主 FVCグロース投資事業有限責任組合(31.68%)
公募株式数 300,000株
売出株式数 200,000株(オーバーアロットメント 75,000株)
初値 1,200円(+26.3%)
公開価格 950円
ブックビル仮条件 850~950円
ブックビル期間 6月11日~17日
引受証券 SBI(主幹事)、SMBC日興、岡三、SMBCフレンド、エース、岩井コスモ、エイチ・エス
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2012/03 6,917百万円 190百万円 72.76円 5.0円
2013/03見込 7,076百万円 263百万円 168.35円 7.0円
2014/03予定 7,286百万円 309百万円 79.32円 7.0円
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