大量保有報告書から  全般売り買い報告交錯

個別 概況


キャピタルがMonotaROを新規取得
製造株、直近IPO、人材関連、不動産関連など押し目買い

大量保有報告書から~主な新規取得銘柄~
<フィデリティ投信>
6/7 サニックス(4651) 5.55%
参天製薬(4536) 5.05%
モブキャスト(3664・東マ) 6.38%
<JPモルガン・アセット・マネジメント>
6/6 三菱ガス(4182) 5.05%
牧野フライス製作所(6135) 5.10%
ホソカワミクロン(6277) 5.09%
インフォマート(2492・東マ) 6.75%
<キャピタル・グループ>
6/7 MonotaRO(3064) 5.23%
<ベイリー・ギフォード・アンド・カンパニー>
6/6 THK(6481) 5.46%
<大和証券投資信託委託>
6/5 西菱電機(4341) 5.40%
日精ASB(6284・2部) 5.68%
<三井住友信託銀行>
6/6 物語コーポ(3097) 5.47%
岩崎電気(6924) 5.13%
キャンバス(4575・東マ) 7.09%
タカショー(7590・JQ) 7.42%
<DIAMアセットマネジメント>
6/5 スターツプロシード投資法人(8979) 6.31%
オリックス不動産投資法人(8954) 5.47%
A&D(7745) 5.37%
ワイヤレスゲート(9419・東マ) 5.22%
シュッピン(3179・東マ) 5.22%
<ウィズ・パートナーズ>
5/29 AMI(3773・東マ) 19.96%

アベノミクスとハルマゲドンを掛け合わせた「アベゲドン」なる造語まで持ち上がり、すっかり意気消沈の日本市場。日経平均を見ると5月23日のザラバ高値から3割近い下落を見ているが、この間、機関投資家はどう動いたのか。大量保有報告書から探ってみた。

集計にあたり、5月末以降に報告義務が発生したものをピックアップ。ラザード・アセット・マネジメントがジャフコ(8595)を、ハリス・アソシエイツは大和証券(8601)を売却するなど、売り報告が目立つ(ハリスは、野田前首相の解散宣言を境に売却報告が目立ち、大和証券を含め、これまでの投資成果の回収をはかっている)。

JPモルガン・アセット・マネジメントはゼネコン株について銘柄入れ替え、DIAMアセットマネジメントもこれまでほぼ取得報告一辺倒だったリートについて、5月に入り銘柄入れ替えに乗り出したことが見て取れる。

中でスターツプロシード(8979)は住居特化型。JASDAQを経て2011年7月に東証上場。スポンサーは「ピタットハウス」の名称で全国展開している仲介業。都心周辺部の物件中心で、1戸当たり賃料が低額な物件の比率が高く、賃貸収益は安定的に推移している。マイナーな存在にも食指を伸ばしたことは注目される。

一方、買い付け報告はどうか。セクターで見ると、牧野フライス(6135)THK(6481)など機械株や、西菱電機(4341・大証2部)日精ASB(6284・2部)岩崎電気(6924)など製造業の買い付け報告が目立つ。

ハリスがメイテック(9744)を、三井住友信託銀行はテンプHD(2181)を買い増しするなど人材関連の一角も拾われた。ちなみに表で三井信託銀行報告扱いとしているものの多くは、日興アセットマネジメントが保有主体。同社はスター・マイカ(3230・JQ)シノケン(8909・JQ)など新興不動産関連の追加取得も明らかにしている。

MonotaRO(3064) 週足

MonotaRO(3064) 週足

このほか、モブキャスト(3664・東マ)ワイヤレスゲート(9419・東マ)シュッピン(3179・東マ)と直近IPO(新規上場)銘柄の新規取得も確認された。

半導体・液晶関連の一角を拾う動きも。具体的には、トーカロ(3433)をスパークス・アセット・マネジメントとフィデリティが追加取得したほか、インベスコ投信投資顧問は2010年7月に5%未満に引き下げたマイクロニクス(6871・JQ)を再び5%超に引き上げてきた。

個別では、キャピタル・グループによる新規取得が判明したMonotaRO(3064)、日興AMが買い付けたタカショー(7590・JQ)、計測・計量機器大手でDIAMが拾ったA&D(7745)などにも注目してみたい。

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