回復に向かう「カーエレクトロニクス」 OEMは北米好調、新製品効果も期待 パイオニア、クラリオンなど

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自動車メーカーとともにカーエレクトロニクスメーカーの株価も見直しの動きとなっている。

自動車メーカー各社は、尖閣諸島の国有化を契機とした反日デモで中国での販売が激減していたが、これも沈静化しており、連動するかたちでオーディオやナビゲーションなどの車載機器も回復基調が期待される。市販品に関しても、スマートフォン(高機能携帯電話)連動の新製品も関心を集めている。

カーオーディオやカーナビといった車載機器は昨年の東日本大震災と、タイの洪水の影響で供給不足に陥っていたが、これが正常化に向かう供給過剰となり、反日デモによる自動車メーカーの中国での販売減の影響を受けていたが、ここへ来ては回復基調となっているようだ。

パイオニア(6773) 日足(6カ月)

パイオニア(6773) 日足(6カ月)

パイオニア(6773)は、ブルーレイレコーダー向けの光ディスクドライブの需要減などから、今3月期は第2四半期で連結営業利益は31億5300万円(前年同期比55.0%減)と減益となったが、自動車メーカーのOEM(相手先ブランドによる生産)向けでは北米向けが好調に推移、積極的な新製品効果で通期では150億円(前期比19.9%増)と増益予想。中国向けも今後挽回(ばんかい)に向かい、NTTドコモ(9437)と共同開発した音声エージェント機能「しゃべってコンシェル」の技術を応用した自動車向け音声意図解釈技術の利用も期待される。

クラリオン(6796)は、日産自動車(7201)やフォードなどのOEM主体に展開。今3月期通期は連結営業利益で58億円(前期比26.3%減)予想ながら、北米向けOEM好調で第2.四半期は29億1200万円(前年同期比20.5%増)を計上しており、増額期待も。世界初の車載用フルデジタルAVナビを開発するなど新製品にも期待できそうだ。

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