「B787ドリームライナー」の納入再開 部品納入関連企業を見直す

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米ボーイング社がバッテリーの過熱問題で1月から運行を停止していた「ボーイング787ドリームライナー」に関して、納入を再開したことを発表した。同機へ部品を納入する日本企業も見直される動きが期待されそうだ。

次世代中型ジェット旅客機として期待を集めていた787型機に関しては、大型機でないと飛行できなかった距離でも直行運行が可能になることからLCC(格安航空会社)の利用者増で、運行便数の拡充を急いでいた世界各国の航空会社から引き合いが活発化していたが、米・ボストンのローガン空港でのJAL(日本航空・9201)機の機内出火(駐機中)を含めてトラブルが続出していた。

その後、4月25日に米連邦航空局(FAA)がバッテリー改良を承認し、エチオピア航空で運行を再開していた。ANA(全日空・9202)も6月1日から運行を再開する予定で、安全性が浸透してくれば、ほかの世界各国の航空会社からも、新型機の利用が進みそうだ。

787型機向けでは、炭素繊維を使用した複合素材で東レ(3402)、主・前脚タイヤのブリヂストン(5108)や、燃焼機などのエンジン部品や主翼を手掛ける三菱重工業(7011)などが関連企業の代表格だ。

三菱重工業に関しては、三菱航空機を通じて開発を進めている国産初の小型ジェット旅客機である三菱リージョナルジェット(MRJ)への期待も高いだけに、787型機の復活が注目されるところだ。

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