北浜流一郎 人気株発掘 マキタ 円安で一段の収益拡大有望

個別 北浜流一郎 人気株発掘 連載


株式アドバイザー 北浜流一郎氏

株式アドバイザー
北浜流一郎氏

残念だなあ、というのが正直な思いだ。いま目の前にある株高は、国内投資家の買いによるものではないからだ。

東京証券取引所が6日発表した11月第4週(11月26―30日)の投資部門別株式売買動向を見ると、海外投資家(外国人)は3週連続で買い越し。金額は1743億円。

では国内の勢いはどうか。個人が3週連続で売り越しで、売越額は1493億円。金融機関も601億円の売り越し。そして投資信託はも2週連続の売り越し。

つまり国内投資家は売り越しなのだ。株は上がらないと見ているからだ。

正解はどちらか。年明け以降に出ることになるが、私が見るところこの株高は簡単には終わらないだろう。

その根拠として挙げたいのは、為替の円安基調はしばらく続く可能性が高いからだ。為替は高値から安値、安値から高値へと流れが変わる場合、10―15円幅で動く。

マキタ(6586) 日足6カ月

マキタ(6586) 日足6カ月

現在の為替は、対ドルで9月に77円44銭の高値をつけたところから転換、いまは下落中だ。

となると、大まかなところ87円くらいまでの下落が想定される。それは当然輸出関連株の上昇要因となるため、日経平均も時々は下げるものの基調は続伸。こう見てよい。

で、注目は電動工具大手のマキタ(6586)だ。

この会社は海外現地生産で先行、為替変動の影響が小さなことで知られている。しかし株式市場は、そんなことはお構いなしに、円高となると、この株も売りの対象にしてきた。

しかし、いま為替は、円安方向となっている。これにより、この会社の収益は一段と増加すると見てよい。

株価はそれを想定、このところ騰勢を強めている。しかし上昇ピッチはゆるやかであり、今は高値で足踏みしている状況だ。

しかも、目先は少し調整が入るだろう。3400円に近づくため、その近辺で投資したい。

戻る