IPO社長会見 IBJ(6071) 「婚活」軸にネットとリアルを融合

IPO 個別 社長会見


IBJ 石坂茂社長

IBJ 石坂茂社長

IBJ(6071)が12月6日、JASDAQに新規上場した。公開価格1,450円に対し、2,610円で初値を形成。上場当日の記者会見で同社の石坂茂社長=写真=は次のように語った。

コンパから月額数万円の成婚サポートまで…事業は、インターネットを活用した「メディア部門」と、対面での「サービス部門」とに大別され、売上高に占める割合はほぼ5割ずつ。メディア部門には、日本最大級婚活サイト「ブライダルネット」の運営を軸としたコミュニティ事業があり、サービス部門には、国内9拠点に専任カウンセラーが常駐する結婚相談所の運営など。現在6つの事業を抱えるが、すべて黒字化を果たしている。

少子高齢化でも未婚率上昇、婚活ニーズは拡大中…人口動態などから婚活マーケットの縮小を懸念する声が聞かれる。しかし、婚活はわれわれが需要喚起して開拓したばかりの新しいマーケットであり、拡大余地はまだまだ大きい。近年は未婚率が上昇しているが、当社のアンケートによれば、独身男女の95%が「機会があれば結婚したい」とのこと。彼らの4割が当社の婚活サービスを利用すると仮定すれば、全国1,100万人、7,000億-8,800億円規模の巨大市場が浮かび上がる。

「結婚」から「ライフ・ソリューション」提案へ…「ライフデザインサポートカンパニー」を標榜(ひょうぼう)するように、実は、当社の事業領域は「婚活」だけにとどまらない。当社は会員から趣味志向や価値観など、他社では入手し得ない非常に詳細なプロフィールを吸い上げている。今後はこれらデータを分析して、各会員に最適な、人生を彩るさまざまな情報を厳選して伝える新事業に着手する。

<記者の目>
婚活の同業で唯一の上場企業ツヴァイ(2417・2部)が紹介サービスに特化しているのに対し、多様な収益源を持つ同社。事業共通データベースには25万件のアカウントがあり、これらの情報を活用すれば、有益な新サービスの立ち上げも容易だろう。これまで売り上げで年10%程度の成長を続けている同社だが、「今後は15-20%を維持したい。配当も前向きに検討」(石坂茂社長)とのこと。

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