底上げ相場で浮上する「低PBR銘柄」

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次の個別物色候補でマーク 共成レンテム、ユタカ技研など注目

ニチコン(6996) 日足

ニチコン(6996) 日足

先行きの業績に期待が持てる状況にあり、かつ、PBR(株価純資産倍率)1倍を大きく割り込んでいる銘柄にも関心が向かい、コンデンサー総合メーカーのニチコン(6996)、電子部品物流のアルプス物流(9055・2部)などが高値更新。

共成レンテム(9680・2部)も3月下旬に付けた高値を払ってきた。同社は建機レンタル事業を手掛け、北海道を地盤に東北、北関東でも展開。復興需要に加え、公共事業拡大を追い風に今3月期も連続増収増益が読まれている。また、農機のレンタル事業のほか、農機のオペレーションや機械作業以外の農業も請け負うアグリ事業も北海道、東北、関東で手掛け、農業関連の顔も持つ。時価は依然としてPER1ケタ、PBR0.5倍台にとどまり、ここからの水準訂正余地が大きそう。

ホームセンター大手のナフコ(2790・JQ)もPER1ケタ、PBR0.5倍という割安感を手掛かりにジリ高歩調。同社は地盤の九州、中国にとどまらず、中部、関東での展開を本格化させ、東北にも初進出した。これまでは「九州銘柄」と認識されていたが、エリア拡大に伴う市場認知度工場によって、今後、本格的に評価される可能性も指摘される。

また、サスペンションに使われる高強度バネ鋼線大手のネツレン(5976)が2月高値奪回を目指す足取りを見せ、エンジンブロックや足回り部品で使われるダイカスト大手のアーレスティ(5852・2部)は1月高値奪回を指向するなど、PBR1倍を大きく割る自動車関連も戻り歩調。

自動車塗料樹脂関連が伸び、第1四半期(12-2月)業績好調な大阪有機化学(4187)も上昇基調。PBRは依然0.4倍台の割安ぶりだ。ホンダ系自動車部品メーカーでPER1ケタ、PBR0.6倍程度のユタカ技研(7229・JQ)八千代工業(7298・JQ)もチェックしたい。

このほか、フィルム事業の伸びが見込まれるグンゼ(3002)、システムキッチン「クリンレディ」やシステムバスルーム「アクリアバス」などの販売が順調なクリナップ(7955)、天然ガスやヨード生産の関東天然瓦斯(1661)、円高是正に伴い収益回復が読まれる桂川電機(6416・JQ)、直近IPOの鴻池運輸(9025)などもPBR1倍を大きく割り込む注目株に挙がる。人工透析器具で高シェアを持つ川澄化学(7703・2部)にも注目。

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