調整係数解除銘柄に関心 勝負は「向こう1週間」?! JAL、JPXなど多彩

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日本航空(9201) 日足

日本航空(9201) 日足

3月期決算発表本番を間近に控え、そろそろ様子見気分の強まるタイミング。こんな時は、一定量の確実な買い物流入が見込まれる「インデックスイベント銘柄」にも注目を寄せてみたい。

4月下旬で注目されるのが、TOPIX“調整係数解除”銘柄だ。

TOPIXはもともと、東証1部上場全銘柄の浮動株時価総額を基準に算出されるものだが、上場後、比較的日の浅い銘柄や流動性の乏しい銘柄に対しては、この「調整係数」が適用され、本来のTOPIX構成ウエートに0.75を乗じた(7.5掛け)水準にとどまる。年に1度、4月に調整係数適用銘柄の見直しが行われており、適用解除されれば、本来(100%)の基準で算出されるようになり、TOPIX連動で運用する年金、投信などの資金流入が想定されてくることになるわけだ。

昨年は16銘柄解除されたが、大和証券がこれらの銘柄のTOPIX超過リターンを試算したところ、実施日の2、3日前がピークとなり、その前の1週間程度で比較的良好なパフォーマンスを記録している。

今年で言えば、来週26日終値を基準に実施され、この時期に指数連動(パッシブ)資金の流入が想定されるが、投資タイミングとしてはむしろ、24日までの向こう1週間が最も「おいしい局面」とみることもできそうだ。

今年の調整係数解除24銘柄のうち、TOPIX構成ウエートの変化率が大きい順で言えば、JAL(9201)日本取引所グループ(JPX、8697)全国保証(7164)スタートトゥデイ(3092)などが挙げられる。

クオール(3034) 日足

クオール(3034) 日足

一方、日々の出来高水準で勘案して、想定されるパッシブ資金流入分の株価インパクトが大きくなるとみられる銘柄の上位は、GCA(2174)クオール(3034)メディカルシステムネットワーク(4350)ヤーマン(6630)などとなっている。

まだ出遅れ感を残す銘柄としては、前者でJAL、後者でクオールなどに注目しておきたい。

ちなみに、26日終値を基準にしたTOPIXリバランスは、この調整係数解除だけにとどまらない。通常の定期見直しで浮動株比率が引き上げられた銘柄でファーストリテイリング(9983)や、3月に東証1部直接上場した銘柄でブロードリーフ(3673)タマホーム(1419)鴻池運輸(9025)。また、はせがわ(8230)山洋電気(6516)T&K TOKA(4636)といった3月1部指定銘柄も、当面、パッシブ資金流入への関心が高まりやすいと言えるだろう。

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