コロプラ(3668) 12月13日、東証マザーズに新規上場 おでかけしたくなるインターネット

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“位置ゲー”市場創出

コロプラ(3668)が12月13日、マザーズに新規上場する。
同社は「おでかけせずにすむインターネット」から「おでかけしたくなるインターネット」を思想とするモバイル端末向けゲーム会社。

GPS(全地球測位システム)機能でユーザーが移動距離を測り、距離に応じて得られる仮想通貨を使って自分の街を発展させていくゲーム「コロニーな生活」などを手掛け、位置情報を利用する“位置ゲー”という新市場を創出。

また、ユーザーがおでかけ先の提携事業者(鉄道など交通事業者、宿泊施設、百貨店、プロ野球球団、地元の銘産品店など全国約1400拠点)からリアルに物を購入すると、限定アイテムをもらえる仕組みを構築するなど、ユーザー誘導型リアル事業者向け販売促進支援を行っている。

スマホ対応で先行

ここもとは、さらなる普及が読まれるスマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)向けゲームアプリにも注力。グーグルが運営する「GooglePlay」やアップルが運営する「AppStore」が販路のメーンで、足元ではゲーム課金売り上げの9割近くがスマホ経由となっている。ここまでスマホゲームアプリ売上比率の高い上場会社はなく、この点から、「ピュアなスマホ関連銘柄の株式市場デビュー第1号」といえる。

今後は海外展開も進める考え。具体的には北米は「GooglePlay」を使った独自展開、欧州・アジア・南米などは他社へのライセンス供与となる見通し。また、位置情報の解析サービスも育てていく。これらにより、将来的にスマホゲーム、リアル連携、位置情報の3分野で世界一を目指す。

ブックビル「強気」

想定発行価格(2900円)から算出した時価総額は228億円、市場からの資金吸収額42億円と、新興市場へのIPO(新規上場)としては大型案件の部類に入る。PERは17・8倍。

ロックアップ対象は発行済み株数の87%に及び、「上場から180日通過」で解除される。一方、ロックアップ対象外の株主が保有し、上場時点で売却可能な株券と新株予約権は、合計44万株弱(想定発行価格で12億7000万円)と試算される。このうちジャフコ系の投資事業組合が32万株を保有し、要注意の大口株主はここだけ、といえる。

新興大型IPOながら、スマホ向けゲームで業績を伸ばしている同業の時価総額はガンホー(670億円)をはじめ、切り上げ方向にあり、コロプラも時価総額を高める展開が想定される。ブックビルディングには「強気」。

概 要
事業内容 位置情報ゲームプラットフォーム及びスマートフォン特化型アプリの開発・運営、リアル連携サービスの提供
本社 東京都渋谷区恵比寿4-20-3
代表者 馬場功淳
設立 2008年10月
上場前資本金 5億637万9,000円
発行済株式数(上場時) 789万2,100株
筆頭株主 馬場功淳(77%)
売買単位 100株
公募株式数 780,000株
売出株式数 540,000株(オーバーアロットメント 132,000株)
初値 5,650円(公開価格比 88.3%高)
公開価格 3,000円
ブックビル仮条件 2,700円~3,000円
ブックビル期間 11月27日~12月03日
引受証券 大和(主幹事)、野村、メリルリンチ
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2011/09 2,283百万円 568百万円 4,280円
2012/09 5,071百万円 1,499百万円 110円
2013/09予定 9,992百万円 2,291百万円 162円

※2012年9月に1株を100株に分割

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