拡大する中国の医療関連 2015年に医薬品世界第2位へ 日本光電、テクノメディカなどをマーク

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アジアなど新興国の医薬品・医療機器市場の拡大を商機とする銘柄に関心を寄せる動きが出てきた。

中で、中国の医薬品市場は、2015年には日本を抜いて世界第2位に浮上すると予想されている。医療機器市場は現状は1兆円規模にすぎないが今後は年率15%成長と他国を寄せ付けない伸びが見込まれている。

また、今年3月に中国政府が発表した予算案に目をやっても、医療衛生関連は前年比27%増と、住宅(14%増)や環境関連(5%増)などを大きく上回り、突出した伸び率となっている。

このほど「本格成長期入りする中国の医療関連市場」と題したレポートを作成した東海東京調査センターは、「中国の医療インフラ整備は今後急速に進む見通し。欧米や日本市場が医療費の圧縮を余儀なくされる中、中国市場がけん引役になろう」などと指摘している。

同国の医療機器市場で先行しているのは、カテーテルのテルモ(4543)、血球計数検査装置のシスメックス(6869)など。生体情報モニター、脳波計、除細動器に強みを持つ日本光電(6849)も要マークだろう。

治験支援のイーピーエス(4282)、シミック(2309)や、日本と同様の医療サイトビジネスを同国でも手掛けるエムスリー(2413)、手術用針や歯科用治療器のマニー(7730)も見逃せない。

このほか、シップヘルスケア(3360)は、ベトナム、トルコなどにおける医療機関開設プロジェクトで、病院の設計、コンサル、医療機器の選定などに着手している。新興国の国立病院の建設支援を通じて、医療機関向けに医療技術の輸出、医療機器の輸出機会の増加が期待される。

採血管準備装置のテクノメディカ(6678)、人工透析用留置針のメディキット(7749・JQ)も注目。

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