IPO社長会見 タマホーム(1419) 1兆円企業を目指す

IPO 個別 社長会見


会長兼社長 玉木康裕氏

会長兼社長 玉木康裕氏

タマホーム(1419)が27日、東証1部、福証に新規上場した。初値は公募価格を73%上回る1,700円。上場当日の記者会見で同社会長兼社長の玉木康裕氏=写真=は次のように語った。

低価格良質住宅を提供…当社は注文住宅の建築請負など住宅事業で食べている。国産木材の一括大量購入などにより低価格を実現するとともに、住設機器などは一流メーカーのものを使い、品質は大手住宅メーカーと比べ、遜色(そんしょく)のないものとなっている。主力商品の「大安心の家」(坪単価25万8,000円)は長期優良住宅に標準対応している。低価格住宅メーカーで同制度に標準対応しているのは当社だけだろう。また、みのもんたさんに続き、木村拓哉さんをCMに起用し、同業他社に比べた高い知名度も強み。

2-3年後に販売戸数で業界首位へ…毛沢東ではないが、「農村から都市部を攻める」戦略。(現在出店が少ない)首都圏など都市部の総合展示場へ出店することで順調に伸びていくとみており、出店さえすれば、2-3年後に業界1位の積水ハウスを販売戸数で抜くだろう。その自信を持っている。出店数については、最低でもあと200店出したい。出店コストは1店当たり8,000万-億円で、合計200億円となるが、もちろん一気に出すのではなく、年間30-40店ペースを考えている。当社はこれまでは魚が少ないところで釣っていたわけだが、これからは“釣堀”状態。

リフォーム事業の業績貢献開始…当社設立から15年で、これまで累計で7万戸以上を引き渡してきた。家を建てて15年経つとリフォーム需要が出てくる。今後はリフォーム分野も伸ばしたい。リフォーム売り上げは今期から計上できよう。

目標…会社設立時に(1)株式上場、(2)売上高1兆円、(3)業界トップ――という目標を掲げた。リーマン・ショック、大震災で上場タイミングは当初目標から4-5年遅れたが、おかげで結果的に良い時に上場できた。初値予想は最高で1,500円と聞いていたが、それを1割上回った。社員一同、喜びに沸き狂喜乱舞だ。次の目標は、売上高1兆円企業だ。やると言ったら、私はやる。それにしても上場ってすごいですね。上場承認の翌日、どーんと注文が来た。

<記者の目>
林野庁は今年4月から「木材利用ポイント制度」を始める。これは、スギやヒノキなど地域材と呼ばれる木材を一定以上使い住宅を建築すると、30万円分のポイントを発行する制度。大手住宅メーカーのうち、積水ハウス、大和ハウスは鉄骨が中心で恩恵は限定的とされ、一方、住友林業、三井ホーム、ミサワ、タマホームは木材が中心で恩恵を享受できるとみられている。

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