旅行関連が上昇基調 寿スピリッツ、スカイマークなど

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寿スピリッツ(2222) 日足

寿スピリッツ(2222) 日足

国内最大級の旅行サイトを運営する楽天トラベルによると、年末年始の旅行予約動向は、海外旅行19%増、国内旅行は25%増と伸長。旅行需要増が追い風に働く、一休(2450)、寿スピリッツ(2222・JQ)が高値更新基調。

一休はさまざまなホテルや旅館の宿泊価格を比較し、予約できる宿泊予約サイトを運営している。会員へのポイント付与や、利用シーンに応じたスタンプ特典といった利用促進策など自助努力も実を結びつつあり、今3月期はリーマン・ショック直前期の2008年3月期に記録した最高益を5期ぶりに更新する見通し。年末年始の予約状況も順調なもよう。10月末発表の上方修正値の達成は堅く、一段の上積みもあり得る。

宿泊予約サイトの中でも高価格帯の宿泊施設に強みを持つ一休。ここで培ったブランドを生かし、高級レストラン予約サイトなどへ横展開も進めており、今後のアップサイドも期待できそうだ。

寿スピリッツは地域限定ブランドのみやげ菓子を複数展開し、高速道路のサービスエリア、空港、駅など交通機関の販売チャネルにも強い。実態良好で最高益連続更新見込み。PER8.4倍にすぎない割安感も手掛かりに上昇基調が続きそう。

スカイマーク(9204) 日足

スカイマーク(9204) 日足

先の楽天トラベルによる旅行エリア別では、海外はタイ、米国、シンガポールがトップ3。国内は福島県、広島県、富山県など遠方が人気となっているほか、北海道、新潟県、群馬県などスキー場周辺の予約も人気が集まっており、スキーブーム再来の可能性も指摘されている。

こうした中、財務脆弱(ぜいじゃく)だが、損益改善方向にある近畿日本ツーリスト(9726)が材料株人気を底流に戻り歩調にある。また、スカイマーク(9204・東マ)も戻りを試す展開。同社は低搭乗率路線の廃止、減便を行う一方、現在の使用機体に比べ100座席以上多い中型機A330-300を、搭乗者数の多い路線に来年から順次導入する予定にあり、来期は業績回復に向かう見通し。

穴株は日駐

穴株は、商業施設や大型ビルの駐車場を受託運営している日本駐車場開発(2353)だろう。同社は不動産再生の一貫で長野県、群馬県にあるスキー場の運営も手掛ける。「映画『私をスキーに連れてって』の興行時代に青春を過ごした人が子連れでスキーを楽しむようになり、スキー人口が近年回復傾向にある中、今年は日並びもゲレンデ状態も良いことから年末を中心に例年より好調となる見通し」(日駐・スキー部門)。

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