IPO社長会見 ブロードリーフ(3673) サービスは海外でも好評

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ブロードリーフ(3673) 大山堅司社長

大山堅司社長

ブロードリーフ(3673)が3月22日、東証1部に新規上場した。初値は公募価格を11%上回る1,200円。上場当日の記者会見で大山堅司社長=写真=は次のように語った。

事業内容…当社は自動車アフターマーケット向け業種特化型パッケージソフト販売と、自動車アフターマーケット用部品の在庫情報共有サービスなどネットワークを利用した課金ビジネスを手掛ける。当社が言うところの自動車アフターマーケットとは、ガソリンスタンド、自動車の整備工場・鈑金工場、自動車リサイクル・解体業者、部品納入商社、部品供給メーカーなどを指す。同市場の川上から川下まで高いシェアを保持している上、川上から川下まで連結することができるため、付加価値サービスを提供できることも特徴。

利益構造…固定費は130億円内外で推移しており、売上高がこれを超えると、ほぼ利益になる構造。限界利益率は、ソフト販売事業とソフト保守事業がそれぞれ90%、サプライ品販売は50%で、ネットワークサービス事業はほぼ100%となっており、近年は高採算のネットワークサービスの成長が業績拡大を支えている。

成長戦略…今後はネットワークサービスの成長に加え、今期中にカーオーナー向けにカーライフを楽しむための情報提供などBtoBtoCビジネスも始める予定。また、当社は中古部品の流通を支える日本最大級の電子マーケットを運営している。これが海外から評価されており、中国政府からの依頼を受け、同国でお使いいただいている。タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアなどでも高い評価をいただいており進出を検討している。

配当…今期は配当性向20%を目安に考えている。今後も株主に積極的に利益を還元していきた。

カーライル…筆頭株主だった米カーライル・グループはIPO(新規上場)に伴う売り出しでほぼ全株放出した。当初はカーライルはもう少し手元に当社株を残す予定だったが、そうなると売り出しリスクなど懸念が残り、経営陣もファンド対応に引き続き当たらないといけなくなるため、粘り強く交渉し、かなり放出いただけることになった。カーライルは諸外国のマーケットに通じ、多くの企業を紹介してくれた。正直、非常に助かった。

<記者の目>
部品商での市場シェアはほぼ100%。流通の要である卸を押さえている企業は強く、今後も安定成長が期待できそうだ。

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