UMNファーマ(4585) 12月11日、東証マザーズに新規上場

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画期的なインフルエンザワクチンを開発

UMNファーマ(4585)が12月11日、マザーズに新規上場する。

同社は米プロテイン・サイエンシーズ・コーポレーション(PSC)の技術を導入し、季節性インフルエンザワクチン、鳥インフルエンザワクチン、ノロウイルスとロタウイルスの混合ワクチンの開発を手掛けている。

季節性インフルエンザワクチンは第3相臨床試験の準備段階にあり、鳥インフルエンザワクチンも第2相臨床試験を終え、その結果良好。

特徴は製造法にあり、ワクチンのキモとなる抗原を昆虫細胞に感染させて作ることがポイント。これにより短期間に低コストで大量生産できることから、パンデミック(世界的大流行)対策にも有効と目されている。

例えばインフルエンザワクチンの場合、鶏卵にインフルエンザウイルスを培養させてインフルエンザワクチンを作る従来型手法では、製造に6カ月以上かかるが、同社の手法では8―12週間で製造できる。また、生産量を増やすにも、従来型手法は鶏卵の調達がネックになるが、同社の手法では培養タンクで増殖させるため、タンクの増設で済む。

既に名だたる企業と連携関係を構築しており、インフルエンザワクチンの国内での共同開発・独占販売でアステラス製薬(4503)とライセンス契約を締結、IHI(7013)とはワクチン原薬の製造会社を共同で設立している。

また、同社はPSCから中国、韓国、台湾、香港、シンガポールにおけるインフルエンザワクチンの独占事業化権も取得済み。中期的にはアジア展開にも期待が持てる。

同社は岐阜県に世界最大級のバイオ医薬品生産工場を建設中(竣工予定は2013年3月)。インフルエンザワクチンの製造はもちろん、それ以外のバイオ医薬品の製造にも転用可能な設計で、他社開発のバイオシミラー(バイオ後続薬)製造受託の機能も担う。上場に伴う公募増資で調達した資金は、岐阜工場の設備資金に充てる予定。

概 要
事業内容 医薬品の開発・製造・販売
本社 秋田県秋田市御所野湯本4-2-3
代表者 平野達義
設立 2004年4月
上場前資本金 37億608万5,000円
発行済株式数(上場時) 750万6,700株
筆頭株主 IHI(8%)
売買単位 100株
公募株式数 2,720,000株
売出株式数 700,000株(オーバーアロットメント 513,000株)
初値 1,196円(公開価格比 -8.0%)
公開価格 1,300円
ブックビル仮条件 1,300円~1,600円
ブックビル期間 11月22日~11月29日
引受証券 野村(主幹事)、SMBC日興、いちよし、みずほ、東海東京、エース、髙木、マネックス
業績推移
売上高 経常利益 1株利益 配当
2010/03 2,000百万円 349百万円 4,731円
2011/03 1000百万円 △1,080百万円
2012/03予定 100百万円 △2,609百万円

※2011年8月に1株を50株に分割

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